こんばんちは、スーパー太っちょWebディレクターです。
スーパーは太っちょにかかります。
否定だろうが肯定だろうが、語尾に自動的に「じゃあとりあえずビールのみいこ?」がつく、そんなおじさんでいたいです。
一個前の記事で「会議であんまり発言しない」と書いたけど、実はこういう意見(否定するなら〜)があるので、それが嫌で発言しないってのもあったりする。
ええ、はい、ぶっちゃけあんまり好きでは無いです。
「否定するなら代替案とセットで」みたいな意見。
つーかそれコミュニケーションとして断絶してね?
っていうか「コミュニケーション」というものについて考えてなくね?
と思っちゃう。
そんなわけで、うぇぶぎょうかいのむめいでぃれくたーのお時間です。
■目次
バカがいたらどうすんだよ
うん、バカとか言ったらいけない。もう良い歳こいたおっさんなんだからお行儀よくしなきゃ。おバカさんね。おバカさん。頭に「お」をつければなんでもお行儀よくなること、おっさんはもう知ってる。それが世界の真理。うそだけど。
いや、いるんですよ。
会議には、一定の確率でおバカさんがいる。
耳を疑うようなことをいう人がね、いるんよ。おお、マジか、寝ぼけてたけど一瞬で目が覚めたわありがとう、って逆にお礼を言ってしまいそうになるようなね、そんな発言する人が。
たとえば通販サイトのカートで離脱する人が多いからって、
「かわいい女の子キャラを画面全体に出して応援させよう!がんばる気持ちになる!」
いや、邪魔だろっつうね。
せめて画面の脇から応援させろよっつうね。(それでも邪魔だけど)
そもそもこのご時世「かわいい女の子(キャラ)に応援させる」とかおまえ、炎上するぞっつうね。
で、しゃーないので止めようとするじゃないですか。
で、その数が増えるじゃないですか(毎回そのおバカさんがいるので)。
すると
「toksatoさんは否定ばかり。だったら自分でも考えてよ」
とか言われるわけですよ。*1
あのね、カートとかフォームの離脱率をそんな簡単に何倍にも改善できるなら誰も苦労はせんわけですよ。
しかし「否定するなら代替案とセットで」とかいう謎ルールが絶対になると、こういうあまりにバカバカしい施策案に反論ができなくなるんですよ。
バカバカしい案が表に出て恥をかくだけならまだしも、カートの全面をイラストキャラがジャックするとかユーザーに迷惑でしかないし、だから売り上げも下がる。良いこと一つもないどころか明確に損害が出る。それが止められなくなる。
そもそも大事なのは代替案があるかどうかじゃなくて
代替案は代替案であって、反論ではないんですよ。当たり前だけど。
反論は反論として存在すべきだし、代替案はまたその先の話として別個で存在すべきだし。
そして、会議やディスカッションにおいて大事なのは「代替案があるか」じゃないでしょう。
「いかに精度の高い、正しい発言をするか」でしょ?
当事者意識が低いから代替案がないなんてことはないはずで、さらにいえば当事者意識が高いなら反論をすべきで。だって、間違った方向にいったら自分だって被害を受けるんだから。
できる限り良い方向に進むように、みんなが知恵を絞って発言をすべきで、大事なのは反論かどうかではなく、「アホな発言をしない」でしょう。
仮に反論ばかりだったとして、その施策や企画が正しいならば、反論をさらにまた反論で打ち返せば良いんですよ。だって正しいんだから。
たしかに自分で考えようとせず他人の意見を否定することばかりな人もいる。だがその人が問題なのは代替案がないことではなく、よく考えもしないで「否定することが目的化」してるのが問題なわけで。どれだけ反論ばかりでも、その反論が正しいならばべつに問題はないのだから。
しかし、根本的な問題はもっと別にある
会議にはっつうか、世の中には一定の割合でおバカさんがいるんですよ。
「かわいい女の子キャラを画面全体に出して応援させよう!がんばる気持ちになる!」
とか言っちゃう人がね。*2
画面全体をジャックするとか説明するまでもないだろうっていう話なんだけど、相手は本気でそれが良いと思っているので、ちゃんと根拠を示して説明しなければならない。
その場合、こういうときはたとえば過去そういうことをやった事例を出して、いかにそれが悪しき対応か、もしくは自社には合わないのかを説明するのが良い。他社事例とかそれにまつわるニュース記事、インタビュー記事があるとなお良い。
めんどくせぇなこのやろう
ね。
めんどくさい。
そんなアホなこと言う人が会議にいなければ、わざわざそんな情報集めなくてもさっさと議論が進むのに、そのおバカさんのおかげで膨大な人的コストが発生する。
以前にこんなこと書いたんだけど
考える力が無かったり、発言させても無駄なことしか言わないおバカさんはぶっちゃけ会議には邪魔なんよねぇ・・・。
そういうおバカさんは手段と目的が混同したりして、目的も考えずにWebサイトのリニューアルをしようとしたりする。すげー金かかるのに。
そういう人に限って、なぜか「自分はめっちゃ考えられる人だ」と思っているのでタチが悪い。そしてそういう人は不思議とWordPressで自分のブログを持っていたりして、コロコロとテーマを変えたりする。
さらにnoteとかMediumとか見つけてきて、嬉々として面白くもない文章を書いてたりする。お前の問題はクルマやマシンではない、お前自身の面白くもない運転技術の方だと、誰か教えてあげると良い。
やばい、ひどいこといいすぎた。
まあ、そういう人は本質を見ようとせず表面しか見ないで課題解決をしようとするので、無駄なこと極まりない。
逆に言えば、ディスカッションの成果は参加しているメンバーの総和を超えない、というのが僕の持論で。
それが実力なんですよ。そのチームの。
だから、会議やディスカッションにおいて最も重要なのは、代替案をセットにすることでもなければ、正しい反論をすることでもなく。
おバカさんとはできる限り議論をするのを避けましょうということなのです。
と、いうことは。
僕だって誰かにそう思われるかもしれない、のです。
「toksatoさんの意見なら聞きたいな」と思ってもらえるように、日々、いろんなことを分析して考えておくのが大事ですね。
日々精進なのです。