笑顔を創りたいWebディレクターの日常

某事業会社勤務のWebディレクター。つまり「なかのひと」やってます。Web業界からひょんなことで専門学校の先生に。そしてまたWeb現場に戻ったWebディレクターのブログ。

Webディレクター的、上司とうまく付き合う方法。

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こんばんちは、スーパー太っちょWebディレクターです。
スーパーは太っちょにかかります。

上司との付き合い方ってみんな悩んでるんだなぁ・・・と最近よく思うのだけど、そしたら質問をいただいたのであります。

いただいたご質問はこちら↓

おなまえ(匿名OK): mamiline6

 

ご質問内容:

上層部との信頼関係の構築で注力されている点はありますか?

※おなまえ伏せた方がよければご連絡ください>mamiline6さん

 

ご質問ありがとうございます!(うれしいです〜)

僕の場合、直属の上司が執行役員なので上司がそのまま「上層部」となるんだけど、基本はどこでも(現場の人が上層部とやりとりするにしても)同じだと思います。

そして、その大枠は Agendのインタビューで答えているのでそちらを読んでもらうと良いとおもんます。あと、その実践的なことなら過去に有料noteを書いているので、それを購入いただければ。

 

では、これにて・・・ではさすがに乱暴なのでw

 

今日は、もっと実践的なことを書こうと思います。

 

そんなわけで、うぇぶぎょうかいのむめいでぃれくたーのお時間です。

 

■目次

 

 



 

ちなみに「Webディレクター的」と入れたのは僕がWebディレクターだから、というだけですw*1

 

 

基本はこの3つ

Agendにてこう話しました。

まず、上司から信頼されたいなら、上司に好かれるようにすればいいんじゃないですかね。


「好かれればいい」って表現は言い方が良くないかもしれないな……。
「上司がそうしたくなるようにすればいいじゃん」が、より正しい表現ですね。

身も蓋もない、と思われるでしょうけど、でもそうでしかないと思うんですよね。うまく付き合うなんて、基本的には好かれる(もしくは「嫌われない」)ことを目指すしかなくて。とはいえ、それは「人間として(たとえば友達のように)好かれる」ではないですやね。そこを勘違いする人が多い。そして「媚びは売りたくない」みたいな短絡的な結論になる。

そうではなく、仕事ですからね。仕事として、そのなかで「人として好かれる(嫌われない)」はとても重要ですが、それが目的化してはいけないですね。

 

そんなわけで、僕はこの3つを意識しています。

 

  1. 上司の役に立つ(と思わせる)
  2. 人間として嫌われない
  3. 「あなたの味方です」と見せ続ける

 

ひとつひとつ、解説していきまっしょう。そうしまっしょう。まっしょうまっしょう(謎)

 

1.上司の役に立つ(と思わせる)

これが一番重要で、そして一番当たり前のことですやね

ものすごく雑にいうと「仕事がデキる(と思わせる)」ですね。そんだけですし、逆に、これがないまま上司や上層部に好かれるのは、むしろあまり好ましくないと思います。

僕らは仕事で繋がっている関係で、上司や上層部が(本来)求めているのは「仕事をしっかりやって、高い成果を出すこと」で。基本はそこを追い求めるべきで、そこができてないのに妙に好かれるというのは、周囲からの反感に繋がるんですよね。
もちろん、そういう「人間的な好み」と「仕事の評価」をきちんと分離できる人ならいいんですけど、まあ、そう多くないと思いますしw
(ちなみにぼくはマネージャーとしてその辺はめっちゃ気にしてます。自分を疑ってかかってますね。)

 

ただ、ではなぜ「仕事で高いパフォーマンスを発揮する」ではなく「上司の役に立つ」と書いたのか。

 

それは、多くの人がここを間違えてるんですよね。

「私がこんなにがんばって、こんなにすごい結果を残したのに、評価されない!」

って。

この段において、「その頑張りや結果が本当に正しいか」は今は置いておきます。というか関係ないです。

どうあろうが、どんなに良い結果を出そうが、上司が求めていない結果は評価されないのですよ。どんなにがんばっても無駄ですね。もう一回書いておきますが、その結果(成果)が正しいかどうかは関係ないのです。評価者は上司や上層部なのだから、その人たちが求める結果を出さないと、評価されない。当たり前ですよね。

逆に言えば、上司の考えがまちがっていて「このやり方で、こういう成果を出すべき」と思うなら、まず、それを上司に理解してもらうことをがんばらないとダメなんですよね。それをせずに勝手に努力したって、そんなのは「言うことを聞かずに勝手に仕事してる」と思われるだけで。

上司「おおう、コイツ、役に立つなぁ(もっといろんなところで使いたいなぁ)」

と思わせることが大事で。

上司は上司で、経営層や社長から求められてることがありますね。それは基本的には売上であったり利益であったり。それらを増やすのが仕事であり、その一部を上司が持ち、さらにその一部を僕ら現場の人間が受け持ってるわけですよね。

だから、上司や上層部は基本的に「仕事のデキる奴」が好きで。

あたりまえですよね。だから、仕事をがんばり、そしてそれを見せることが大事で。仕事を頑張るだけじゃダメなのです。ちゃんと目に見える成果を出すべきだし、逆に言えば成果は見せるべきで。

そういう意味で言えば、「仕事で成果を出す」ことも「コイツは役に立つ」と思わせる「手段」なんですよね。いま出した成果は、実は未来のためである、という。そのとき出した成果やそのプロセスが「おおすごい」「コイツは役に立つぞ」「また次も任せてみよう」という、上司とうまく付き合うために最も重要なものになるのですよね。

だから、与えられた仕事だけやってるのではダメで。

勉強会を自主的に開いたり、そういうスライドを共有することで「おお、toksatoくんはこういうこともできるのか!」と知ってもらうことも大事ですね。見せてない能力は絶対に評価されないので。能力があるなら、それを見せないと伝わらないし、だから「どういうシーンを作れば、それを見せられるか」を考える必要がある。

仕事をちゃんと頑張るべきだし、そのために能力も伸ばすべき。だけどそれは、「上司の役に立つ(と思わせる)」ため、そこから逆算して行動するのが、会社員の王道だと、僕は思いますね。

 

2.人間として嫌われない

本当は「好かれる」のがベストなんですけどね。

だけど、そうはいっても「人間として」までいくと個性というものがあるので、難しいものは難しい。二人で居て無言で良い人もいれば、無言という空間に耐えられない人もいる。さらに、それも相手による、ということすらある。誰も、どちらも悪くなくて、ただの個性ですね。そんなのは変えられない。個性だから。

「(人間として)好かれる」なんてのは"愛される"の次ぐらいには奇跡で、そんなのはねらってできるものではないけど「嫌われない」ぐらいはできるはずなんですよね。挨拶をちゃんとする、"ありがとう"と"ごめんなさい"をちゃんと言う、楽しそうに振る舞う、とか

楽しそうに振る舞うって、嫌いな相手の前では難しいかもしれないけど、だから、上司をまず嫌わないように捉えることが大事だと思いますね。この人嫌い!ってすぐになる人も多いのですが、そうなったらそりゃ「楽しそうに振る舞う」ことは難しいし、そうなれば「人間として嫌われれかねない」ですしね。一緒にいて楽しそうじゃないんだから。

人として当たり前のことをきっちり守りつつ、自分自身が人生を楽しみ、だから上司とのやりとりも(せめて)不快じゃない、という姿を見せれば「嫌われない」ぐらいまではいけると思います。仕事でつながっている関係なのだから、それだけでも十分だと思うんですよね。

「こいつは楽しいやつだなぁ」

とか、

「こいつは悪いやつじゃないんだな」

までは思ってもらわないと、絶対に「うまく付き合う」なんて無理で。

 

どんな上司や上層部だろうと、人としてちゃんと接して、配慮をして、そのうえで「楽しそうに」振る舞うと、良いと思います。

 

少なくとも、上司だからってビビりまくって本音を言わなすぎたり、ぶすっとしてたら、絶対に人間として好かれることはないですよね。そんな人が「うまく付き合える」わけがない。

 

 

3.「あなたの味方です」と見せ続ける

前項の「2.人間として嫌われない」と似てるんですけどね。

だけど、ちがうのです。

人間として「好かれる要素」の一つにはなれども、逆に人間として嫌いでも、「こいつは裏切らないな」と思われることもある(それを繰り返したら好かれるとも思いますけどね)。

上司や上層部だって人間なんですよね。

自分の方が権力も(もしかしたら能力も)上だと思っていても、反抗されるのは怖いし、反感を持たれていたら、自分の仕事をするにも大きな支障が出る。傷つくのは怖いし、それと同じくらい、自分がチームや会社を統べるときに反乱分子があればそれは怖くなるというもの。

 

だから「僕は、あなたの味方なんですよ」という態度を見せ続ける必要がある。

 

だいじょうぶ、そう簡単にあなたを裏切ることはないよ、と。

上司や上層部が、安心して話をできるように。安心して、指示を出せるように。

それは、ラブラブ光線を出していれば良いわけじゃなくて(むしろ媚びを売ってると捉えられてマイナスの評価になる危険もある)。

 

上司の考えに賛同するのは単純な方法で、賛同できなさそうな時も

「なるほどなぁ、たしかにそうですねぇ。そのやり方だとこういうメリットありそうですよね。だけど、こういう懸念があり、そこは事前に解消しておいた方がいいかな?と思いました」

と、最初から反論をしたり、自分の立場しか考えてないような言い方を避けたり。
(自分の立場しか考えてない現場の人は「でも、それをやったらこうなっちゃいます。どうするんですか?」という言い方をする)

はたまた、そもそもだけど複数や大勢の人がいる場で上司の意見を否定するべきじゃないですね。上司もそうだし、たとえば学校の先生もそう。彼らには「立場」というものがあります。尊敬されてナンボのところがある役職者を、公の場で否定すると言うのは良くないですね。業務に支障が出る。

ちゃんと彼らの立場だって守ってあげるべきで、本当に気になること(反論)があるなら後から個別に話をした方がいいし、明らかに上司にミスがあるのなら裏で(DMで)「上司さん上司さん、大きなお世話だったらすみません、ここの部分、ミスかなと思いまして・・・みんなのいるところでは言いたくなくて、個別にすみません!」とか言ってあげればいい。

あなたのことを尊重しているよ、敵対するつもりはないよ、仮に意見が違うとしてもあなたに寄り添うよ、ということを行動と態度で示すべきですね。

さすれば、「ああ、コイツは信用できる」「コイツになら、迷ってることだって話して良い」となりますね。

逆に言えば、どんなに仕事がデキたって、自分と敵対する、自分を排除すると感じるようなメンバーと仲良くしたり守ろうと思う人なんていないですよね。

だから、「僕は、あなたの味方です」という態度を見せ"続け"る必要があるんですよね。最初に一回見せただけじゃダメで。なぜなら、仕事をするうちに環境が変化して、敵対される不安もあるから。いつだって、いまでも味方ですよ、と示し続けたいですね。

 

 

もっと具体詳細な実践を知りたい人はコチラ

「理不尽な上司と上手に付き合う方法」なのだけど、読み返したら「これは普通の上司にも使える話だ」と。「理不尽でひどい上司にうまくやれる方法ってことは、だから普通の上司ならもっとうまくやれる方法だ」ということに、昨日気づきましたw

 

有料noteマガジン(100円)なんですけど、とりあえず無料版を貼っておきますね。
※途中まで読めます。

note.com

 

さっさと有料版が欲しいって言う人はコチラ

 

*1:とはいえ、僕の思考はやはりWebディレクター的なので、そういう意味では間違いでもないと思います