笑顔を創りたいWebディレクターの日常

某事業会社勤務のWebディレクター。つまり「なかのひと」やってます。Web業界からひょんなことで専門学校の先生に。そしてまたWeb現場に戻ったWebディレクターのブログ。

税抜き295円に仕事の本質が詰まっていた。

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こんばんちは、スーパー太っちょWebディレクターです。
スーパーは太っちょにかかります。

 

先日、以前の同僚たちとオンライン飲み会をしていて。
仕事の話になったんだけども。

「依頼相手が何を求めているのかを考えて提供するのが大事だよね」

みたいな話になり僕には「まあそうだなぁ」という思いと、「それを毎回外さないのが一番難しいよね」という2つの思いがあって。

と思ってたら、ある一人がこういうわけよ。

「相手の意向を汲み取って仕事をできるようがんばる」

これに、ビミョーな違和感を感じてしまって。
で、ああそうかと、そういうところで差が出るのかなと思ったわけですやね。

そんなとき、ぼくは「税抜き295円」を思い出す。

そんな話(どんな話)。

 

■目次

 そんなわけで、うぇぶぎょうかいのむめいでぃれくたーのお時間です。



 

帰り際に300円渡す、それが大事だと思った

ね。

295円だったのにいつの間にか5円増えてる。

こうやって物価は上がっていくから。みんな気をつけて。物価と税金は知らない間にあがっていく。まあいま5円上げたのは僕だけど

いや、295円なんだけど、実際僕がやってたのは300円だったのよ。だから300円。だけど295円。ちなみに1年前まで272円だった。っていうか、むしろ272円(より安い)の時だったから300円で足りたわけだけども。

 

 

さてクイズ。

いま295円、1年前まで272円。

なーんだ?

 

 

 

正解はー?

 

 

 

じゃらららららららら・・・

 

 

 

 

 

 

じゃーん!

 

 

 

 

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 そう、もうわかりましたね。

 

 

仕事の本質、295円。

 

 

なお(税抜き)

 

 

 

そうその答えは

 

 

 

中条あやみさんです!

 

 

 

そう、中条あやみ。

あれなんなの?(CMね)

あの中条あやみといったら。

もう中条あやみが持ってる時点でハーゲンダッツかレディーボーデンかサーティーワンかはどうでもよくなるよね。

あ、スーパーカップ。おまいはちょっと横で待機な。だいたいおまい、アイスなんだかラーメンなんだかようわからん。だからおまいはちょっと横で待機な。先生、終わったら必ずおまいを迎えにくるから、いまはちょっと舞台袖にいて。いま、中心は中条あやみだから。

 

中条あやみが持ったらそれはもうハーゲンダッツなのよ。

 

中条あやみが持ったら、たとえそれがスーパーカッp・・・おい!出てくんなって言ってるだろ!本当はおまいが好きなのがバレるだろ!明日あたりサミットで買って帰るから。なんなら専属契約もしたるんやで。だから庶民の味方はおとなしく待ってなさい!みんなおまいのこと大好きなんだから!

そう、中条あやみが持ってるあれな。あの美味しいやつ。

中条あやみの可愛さを表現するために、ついでに出ている美味しいアイスクリームな。あくまでついでだけどな。べつにどんなアイスでも、ハーゲンダッツじゃなくても良くて、なんならスーパーカッp・・・しっしっ!いまはおまいの出番ではないのよ!しっしっ!

でもまあ、本当の中条あやmじゃなかったハーゲンダッツさんて高いじゃない?でも知ってる。中条あやみさんは295円ではどうにもならないし、なんならお金だけではどうにもならない。中条あやみさんはもうほんとイケメンで心も備わってるスーパーなあいつじゃないとダメ。できれば佐野勇斗さんがいいかもしれない。3Dナントカ。ナントカ彼女。そういうやつ。
でもね?ハーゲンダッツさんはミニカップなら295円で買えちゃう。あ、ちゃんと消費税は払ってな?

そう、大人は知っている。金にものをいわせればハーゲンダッツさんが買えるということを。中条あやみさんはどうにもならないけど、ハーゲンダッツさんは金にものを言わせて、翌日「あれ?酔ったアタイ、どういう種類の贅沢してるの?」って後悔することも受け入れれば、大人は買えちゃう。後先考えないって、こういうことよ!

 

妻帯者の友人を飲みに誘うときは、帰りのハーゲンダッツ代を渡すのです

そう、たった300円。

まあ、いま税抜き295円なので300円じゃ足りないんだけど。

いや、消費税分は旦那に払ってもらいましょう。

 

どんなに理由がまっとうでも、やっぱり奥様だけ家で一人でいて旦那だけ飲みにいくというのは、良い顔はされないじゃないですか。もちろん「いいのよ、楽しく飲んでらっしゃい」っていう神様より1つ上のレベルの優しさを持った奥様もいらっしゃるかもしれませぬが、まあ、普通はそんなに良い顔しない。

そんななか、友人はワテクシとの飲みを楽しみに出てきてくれるわけですが、とはいえそこには後ろめたさとか、「あー、帰ったら嫁さん孝行しなきゃなー」みたいな感情もうまれる。大概の夫婦にはそういうものがあると思っている。ワイ調べやけど。

そういうときに、飲んだ帰りに友人に300円を持たせるのですお。

そしてこう伝えるのですお。

 

「これで奥さんにハーゲンダッツ買って帰るんやで」

 

これを毎回行うことで、奥さんに

「あら、toksatoさんと飲み会なの?・・・ってことはハーゲンダッツ♪」

と思ってもらえるわけ。

こうして、友人を飲みに誘いやすくなるという我ながら完璧なアルコールハック!

 

うそです。

 

いや、実際誘いやすくなるってのはなくはないけど、たかだかハーゲンダッツ一個で飲みにいくすべての免罪符になるほどの力はないでしょう。ダメなもんはダメだし、日頃の旦那さんの行いというものも含め総合的な判断になる。が、とにかく、その総合的な判断のなかでポジティブな印象を与えることに多少なりとも貢献はするはず。

少なくとも、友人(=旦那)が気分良く帰りやすくなるのは事実であろうと。

実は、ぼくこれ本当に以前やってたんよ。Twitterでも10年ぐらい前にそんなことつぶやいてるし。

このときは、あくまで「自分と飲みに行きやすいように」としか考えてなかったんだけど、これこそ仕事の本質だなと思ったわけ*1

 

友人は「ハーゲンダッツ代が欲しい」なんて言わない

そんなこというやつ嫌よねw

ちなみに、実際に300円渡したら「えー、俺のぶんはないの(´・ω・`) 」ってのは言われた。それはてめぇで買いなさい

僕が考えていたのはあくまでも自分のブランディングというか、自分と飲みに行きやすくなるようにするにはどうしたらいい?ってことだったんだけど、その結果として「相手(友人)の本当のハッピーはなにか」ということを考えたわけですよ。

仕事の本質ってこれだよなと、思い出したんよ。

前述の通り、仕事というのは基本的に依頼相手が満足するかどうかがすごく大事で、ほぼそれで評価が決まる。

 

でも、だからといって相手の言う通りに動いたって満足してくれないんよね。

 

冒頭に書いた、

 

「相手の意向を汲み取って仕事をできるようがんばる」

 

に違和感が出たのはそれで。
「意向を汲み取る」というのはたぶん間違いじゃない。間違いじゃないんだけど、そのスタンスでいるとたぶん満足させられない気がして。

というのも、飲みに誘ったその友人は「ハーゲンダッツ代が欲しい」なんてぜったい言わないし、仮に「今日は一人で飲みに出てしまったし、帰りにハーゲンダッツでも買って帰ろうかな」と思っていたとしても、それを僕に言うはずがなくて。だってそりゃ夫婦間のことで僕には関係ないし。さらに言えば、それでハーゲンダッツを買って帰っても僕の影響(≒仕事)にはならない。友人(旦那)が自分の意思で買って帰ってるだけだから。

相手が何を言ってるんだろう?何を言おうとしてるんだろう?だけじゃ相手を満足させることなんてできなくて。

友人の向こうには奥さんがいて、彼の幸せには奥さんも深く絡んでいるわけですよ。であれば、彼が本当に、自分との飲み会を楽しんでもらうにはどうしたらいいか?となると、彼の向こうにいる人のことも考えて、彼にどうアプローチするか、という話になるはずで。

「"友人"と"奥さん"」を、仕事におけるクライアントの「"担当者"と"上司"」に置き換えたら、これほどわかりやすい構図もないのかなと。極端な話、担当者がどれだけ楽しそうでも、そのあと上司に怒られて査定下げられてたら何の意味もないんですやね。*2 逆に言えば「担当者がその上司に気に入られるには?」と考えるべきで。

 

「真に相手のためになるとは?」と考えることこそ仕事よね

「ユーザは自分の欲しいものを正確に答えることはできない」なんて、よく言ったものだなと思うけど、まあそういうことよね。

上司にせよクライアントにせよ、もちろん部下にせよ自分が欲しいものを正確に答えるというのは実は相当難しい。だいたい自分でもわかってないから。よしんばわかっていてもそれを言語化するというのがまた難しい。

けれども一方で、仕事というのはだいたい依頼者がいて、ぶっちゃけその依頼者が満足するかどうかでしかないというのも、これまた事実で。

まあ、これが行き過ぎると成果を度外視して「気に入っているから」とか「よく一緒に飲むから」とか、はたまた異性間になるとセクハラ(というか枕営業?)的な話につながるので、あんまり行き過ぎるのも良くないんだけども。

ただ、原理原則として「依頼者が満足するか」でしかないのは事実で、そして依頼者を満足させるというのは、依頼者の言うことを聞いていればいいわけじゃないってのは間違い無いんよ。

相手がどういう状況にいて、どういう立場で、誰が関係者にいて、そのなかで何がどうなるとその相手はハッピーになるのか。

これを考えずに仕事をしたって、うまくいかないよなと、そう言う話でございます。

 

 

そうやって便利屋になっていく、それが私の生きる道。

 

*1:書いた後で気づいたが、本名晒してるw

*2:まあ、担当者が楽しそうだったんだからちったぁ評価せいや、とは思うけど