笑顔を創りたいWebディレクターの日常

某事業会社勤務のWebディレクター。つまり「なかのひと」やってます。Web業界からひょんなことで専門学校の先生に。そしてまたWeb現場に戻ったWebディレクターのブログ。

生理用品の「たかが数百円」とエンジニアとの付き合い方がだね、あれなんすよ。

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こんばんちは、スーパー太っちょWebディレクターです。
スーパーは太っちょにかかります。

そう、あれなんすよ。

なんすか?

知らんけども(ひどい)。

このツイートをお見かけしまして。

 

なるほど。

恥ずかしながら、ワテクシも「たかが数百円」と思っていた勢でありまして、なんかすみませんと。

いや、べつに謝る必要はないんだけどw

ただね、そんなこと言ってるからエンジニアに嫌われるんだよと。

そう思うわけです。

誰の話やねん、的なアレですけども、つまりこの話がね、とっても共通する部分があると思うわけです。

エンジニアに嫌われる人と。

そんなわけで、うぇぶぎょうかいのむめいでぃれくたーのお時間です。

 

■目次

 



 

生理用品にかかる費用なんぞ知らんでもええのよ

いや、知っておくにこしたことはないですけどね。

とはいえ、ワテクシ身も心も男性なので、買う機会もないし。いや、奥様とか娘様でもいたら買う機会あるかもしれんですが(あるか?あるのかな?)。生涯独身を神に強制させられている我が身としてはですね、買う機会はないわけです。強制させられてないけど。

もちろん「自分が直接関係しないこと」も「できる限り知っておいた方がいい」のは間違いない。けれども、「知っておかなきゃいけない」となるとそれは途端におかしくなるわけですよ。

だってそれ、そんなこと言い出したら人間は"全能"はともかく"全知"でなければならない。「知らないこと」が許されなくなるわけで。

男女に限らず、違う人間であれば知識にギャップがあるのは当然のことで、それをなくすとか、その無知(な部分)を責めるのも蔑むのも違うよなと。まあ、自分が全知な人間でない限りは。

そもそもあれやこれや言い出せば男性特有の辛さや負担だってあるし、それを多くの女性は知らないだろうし。そんなものはあって当たり前なんですよね。

問題なのは「知らないこと」ではなく「"自分が知らない"ということを理解してないこと」だと思うんですよ。

 

よく知らなくたって怒られない方法はある

この話はたぶん女性が抱える経済的負担の話だと思うんだけども。

その女性に対して「え?なんで?生理用品なんてたかが数百円じゃん」って言ったらそりゃ怒られる。アホかと。おまえ無知すぎるぞと。

一方で、「生理用品の費用ってバカにならないよね。いわゆる生理用品として知られるものだけじゃなくて、あれにも、これにもお金かかるし」って言えると、おそらく好かれるのでしょう。

だが、それは「より好ましいコミュニケーション」というだけであって、無知がダメなわけじゃない。生理用品について知ってなきゃいけないわけじゃないですよね。

 

「へぇーそうなんだ、そりゃ大変だよねぇ・・・。ちなみに生理用品て、コンビニで売ってる数百円のものだけだと思ってたんだけど、他にももっとお金かかるものなんだ?」*1

 

と言えれば、そうそう怒られないのでは?と思うわけですよ。

つまり、問題なのは無知なことではなく「自分が無知であるということを自覚せずに、相手に言葉を投げること」で。 

自分がよく知りもしないくせに、あろうことかその当事者に向かって「たかが数百円じゃん」って言ってしまうその横柄さが問題で。そしてそれはなぜ起きるかと言うと、まず自分がその事柄に対して無知だということがわかってない。いや、もっというと、自分がその事柄についてどの程度の知識レベルにあるのかを、測ろうとしていないからそうなる

 

これってエンジニアに嫌われる人と同じだよね、と

「え、こんなのサクッとできるんじゃないの?」

とか、自分はできもしなければどういう仕組みかすら理解してないのに

「つくるのはサクっとさ、やっといてよ」

とか言ってしまう。

 

謙虚さが無いと言ってしまえばそれまでなんだけど、実はたぶんそういうことじゃなくて。

そもそもとして、自分がシステム開発という事柄に対してどの程度無知なのかを、把握しようとすらしていない。その意識がない。

なぜかというと、その意識があればすぐに気づくはずなんですよ。

だって、ド素人なんだから。

おそらくね、専門的な知識というのは、細かくレベル分けすれば10じゃなくて100目盛りぐらいあると思うんですよ。つまりレベル100まである。ただ、素人はその正確なレベル把握すら難しい。

「自分はいまたぶんレベル38ぐらいだな」

とか、絶対にわからない。
それがわかる時点で、だいぶその事柄を理解してるはずから。

逆説的に言えばそのレベル把握ができない時点でド素人で、おそらくできるのは自分がレベル0〜10なのか、100なのかぐらいなんですよね。

自分が0〜10か、100なのかはさすがにわかるはずで。

自分が男性であり、生理用品など購入したこともない時点で知識レベル0〜10なのはわかりきったことで、それが把握できないと言うことはつまり、そもそも自分のその分野に対する知識レベルを把握する意識すらないってことなんですやね。

 

だから、謙虚かどうかっていうとちょっと違うかなと。
つながる話ではあるけど。

謙虚かどうかと言うならば、仮に自分が知識レベル90でも謙虚であるべき。相手が新卒のド新人でも自分の知らないことを知ってるかもしれないし、仮に全部こちらが知っていたとしても、相手には相手の事情がある。その事情を汲み取って会話をすべきで、どんなときだって謙虚さは忘れてはいけない。

そして、自分の知識レベルを謙虚な姿勢で低めに見積もったとしても、問題はそういうことではなくて。本当は知識レベル30ぐらいあるつもりだけど、謙虚にレベル10ぐらいと見積もったとしても、その結果

「私はド素人なんで!そういうのはプロのあなたがやってね!それが当たり前でしょ!」

とか言ってたら嫌われる。

そういう風にエンジニアとコミュニケーションとる人いっぱいいるけど。

「プロに対して敬意を持つ」ということなんだけど、それは謙虚というよりは配慮であり、もっと言えば

 

「自分の知識レベルをできるだけ正確に把握し、それをもとに相手に対して適切なコミュニケーションをとる意識」

 

なのかなと。

それが無いから、あなたはエンジニアに嫌われる。(あなたって誰だ)

単純に謙虚であるべきとか、配慮を持つべきとかいうワンセンテンスな話ではなくて。

ワンセンテンスな話ってなんぞやっていま自分で思ったけど。

 

根本から、突き詰めて相手とのコミュニケーションを考える、その意識のなさがダメなんだろうなと思います。

 

うん、こうやって書いてみてわかるけど、これ相手がエンジニアかどうかとか関係ないですね。

 

いやだからさ、

まあまとめると、

謙虚さがねぇよなってことだな

やっぱそうだわ。

うんうん。

 

おまけ

そういえば、ふと思い立って観た映画の感想を書き溜めることにしました。

note.com

理由は、観た映画の内容をビビるほど忘れていることに気づいたからですw

動画配信サービスが浸透し、自分もその恩恵を受けるようになり、つまるところ映画をたくさん観るようになったのですが、驚くほど内容を覚えてないということに愕然としまして。(休日だとときどき1日に5本とか観たりするからだと思いますw)

せっかく観たのにもったいないな、ブログみたいに書いておくと忘れないかな、だったら誰か一人でも、観てくれたら嬉しいかなと思って書き始めました。だから備忘録なのですw
 

*1:「無知で申し訳ないんだけど〜」とか「不勉強で〜」とか入れた方がなお良いんだろうけどここで謝っちゃうのも対等じゃ無いと思うのであえていれない。