笑顔を創りたいWeb屋の日常

某事業会社勤務のWebディレクター。つまり「なかのひと」やってます。Web業界からひょんなことで専門学校の先生に。そしてまたWeb現場に戻ったWebディレクターのブログ。情報デザインやWebの勉強をしています。

とある中学校でWebディレクターが職業について話してきた

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はい。話してきたのです。はい。

中学の時にお世話になった先生がFacebookで呼びかけていて「もし必要なら出ますよー」と言ってみたら本当にそうなったというそういうやーつです。どういうやーつでしょうか。なんでしょうかそれは。

 

そんなわけで、うぇぶぎょうかいのむめいディレクターのおじかんです。

 



 

中学1年生にお話するということで、実はそれなりに悩みました。…いやそんなには悩んでないけどw ちょっとだけ悩んだ。うん、そうしておこう。ちょっとだけ悩んだのです。

 

というのも、やっぱり中学1年生ですから。お仕事のことなんて具体的に想像できるはずもないし、自分事にするなんて全くぴんと来ないだろうなと。そして、「異世界から飛び込んできた人」というのはたしかにインパクトがあるんだけど、(子供だろうが大人だろうが)意識を変えるなんてのは本当に難しい話で、それができるのは一部のスーパースターのみか、凡人が一対一で話した時だけなんですよね。一対多では威力も当然薄まるし、普段人前で喋る仕事をしてない凡人の話なんかまず間違いなく下手くそだろうし。

 

そんな僕らなんかより、毎日接してる親御さんや学校の先生の方がトータルでは圧倒的に影響力が強くて、僕らの話なんかすぐに消えちゃう。それは意識が変わる変わらない以前に、保護者には子供の行動を制限する力があるから。これはもう子供にはどうしようもない。

 

でも、これだけはやめようと思ってたことがあって。

・「これをやればWebディレクター・デザイナーになれる」

・「Webディレクターは毎日こういう仕事してます」と事細かに説明してみせる

・「毎日ちゃんと目標を持って生きよう」

・「将来を見据えていまやるべきことをやろう」

個人的にこんなことを子供に言う大人は最低だと思っていて、目標にしても将来の姿にしてもそりゃ見えてる子はやればいいけど、10年後の姿なんてほとんど想像できないであろう子たちにそんな無責任なこと言うなよっていう。

 

たかだか10年ちょっとしか生きてない子供に、さらに倍の10年後を想像しろというのは無理があるでしょう。34の僕だって、10年後はなんとなく想像できても、34年後の70歳前後なんてぜんぜん想像ができないもの。

 

だから、とにかく

 ・考えるきっかけになるインパクトのあることを話そう

 ・もうすでに考えている子には「よしこれでいいんだ親のいいなりになるもんか」と思える話をしよう

ということだけを考えてました。

だからちょっと大人をディスってるw

 

どうせ僕のことなんか一年どころか1ヶ月もすれば忘れ去られるであろう存在で、そこでどんなにわかりやすく仕事の話をしても、暑苦しい人生論(目標持って毎日頑張る的なやつ)を語っても、仮にその場で響いたとしても忘れて終わりだろうと。それなら、何か一個でも「おお、それでいいのか」みたいな、1フレーズだけ残るぐらいでもいいからそういうものを伝えられたらなと思いました。

 

大人はすぐに夢を持てとか目標を持てとか簡単に言うし、将来を見据えてみたいなことも言いたがるんだがとりあえず将来のことは親が見据えておけよと思うし、13歳なんて年頃はそんな遠い見えない未来より、いまを一生懸命生きて、遊んでくれた方が結果的には社会にとって助かると信じて疑わないわけです、僕は。13歳からパソコンの前でカチャカチャやり続けた世間のこと何にも知らないやつが社会に出たってそうそう使えないんですよね。そんなことより受験でも部活でもいいからとにかく好きなことや目指したいものに向かって一生懸命やって来た子の方が社会に出ても役に立つというか仕事しやすかったりする。

 

受験勉強どんなに頑張ったって、人生において勉強なんて終わることはなくて、結局いつだって謙虚に新しい情報と出会って学んで試して身につけての繰り返しで、やりたくもないのに勉強押し付けられてもほとんどの子にはためにならなかったりするのに、全員が高学歴を狙うというのもどうにもピントのずれた教育だよなとずっと思っていて。

 

でも、一方で一芸に秀でてそれを「好きこそものの上手なれ」で仕事にするというのも大変で、それは「プライベートを根詰めてない奴が仕事を楽しむなんて無理だと思う。」でも書いたように、好きじゃないと続かないという話がありながら、でも「本当に大好きなこと」だけでなければないわけもなく。

 

本当に大好きなものが仕事になって、そして安泰というような人ってのはほんの一部しかいなくて、サッカーだってJリーガーになれる時点でもはや天才のおわすところに届いた人材なんですけど、それでも食っていくのは大変で、きっと「一生安泰」なんてのは日本代表クラスぐらいなもんなんですよね。

 

みんなが本田△とか香川みたいになる必要もなく、だからってみんながいやいや仕事をやっていてまったく楽しみを見出してないかというとそんなこともなく「そのあいだ」を目指す道だってじゅうぶんにあるし、むしろ現実的にはそっちの方が目指すには良いラインだったりもする。

 

「仕事をするってのは、大好きなことを仕事にして超一流になるだけでも、毎日毎日やりたくもないことを夜まで頑張って休日だけ楽しむっていうだけでもないんだぜ」

 

とかってのが伝わればいいなと、喋ってきました。

だから、みんな、アホみたいな大人に負けないでね、反論する言葉を教えるから、頑張ってね、と。

 

10年後、Web業界来てくれるかなぁw