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笑顔を創りたいWeb屋の日常

某事業会社勤務のWebディレクター。つまり「なかのひと」やってます。Web業界からひょんなことで専門学校の先生に。そしてまたWeb現場に戻ったWebディレクターのブログ。情報デザインやWebの勉強をしています。

mixiサービスを閉鎖(的に)せよ!。by 踊る大そうはさせん(何)

プランニング・デザイン

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事件は顔本との間で起きてるんじゃない!

ユーザとの間で起きてるんだ!

なんて。

コミュニティ参加で友人に通知 mixi新機能、ユーザーから猛反発

いちおう魚拓。

 

あらま。大変ですねぇ・・・。

mixiは僕も頻繁に使わせていただいてます。

プレミアムユーザーなので「~いただいてます」っていうのも変なんですけど。

でも、これだけ定着したサービスを創った方々は素直に尊敬しているので、業界の底辺にいるへっぽこディレクターですが、いちおう同じ業界(僕は受託制作側なので厳密に言うとだいぶ違うけど)にいる人間として敬意を表して「~いただいてます」です。故に、尊敬もしているし、応援もしているし、ほんと頑張って欲しいです。そして、ユーザーの皆様におかれましては(あんた誰だw)いろいろと不満もあると思いますけど、是非あたたかい目で不満を発していただけると嬉しいです。僕が(笑)。



で、ちょっとmixiさん(誰)のことについて書こうと思って。

といっても「バカだなーこうすべきだろ!」ということではなくて、

基本的にはリスペクトがあり、その上で1ユーザ&Web屋として「こうなったら嬉しいのにな」というスタンスで書いていきます

 

 

■オープンプラットフォームを目指す?

 mixiはこれまで、仲のいい友人や同じ趣味の仲間同士が、公開範囲を細かく限定しながら交流できるクローズドなSNSとして発展してきた。だが最近は方針を転換、Facebook的なリアルタイムでオープンなプラットフォームを志向しており・・・

 

うーん・・・。

気持ちはわかります。

Facebookが流行しだして意識するのは当然だし、尚且つ先進的なものを取り入れたいというのはあるべき精神だと思います。良い良い。共感するし尊敬もします。で、それに対して「今までの成り立ちとか背景を無視してそんなことしたら拒否られるに決まってるだろゴルァ!」っていう反応をtwitterとかブログでたくさん見て、うん、それも仰る通りだなぁと思います。思うのですが、その、背景とか成り立ちとか、そこだけでは無いような気もするのですよね。いや、結果として今のユーザがHappyになるか、今のユーザが離れてでも新たなユーザを獲得してサービスモデル、ビジネスモデルとしてもっと大きくなれればそれはそれでOKなわけだし。(大博打過ぎますけどw)

 

今までの流れをとか、つまりそれはmixiの歴史をきちんと踏まえろということなんですけども、歴史かどうかはどうでも良くて(過去の歴史が全て正しい訳ではないし)、その歴史や背景から導きだされる「自分達にとって今大事なことを見失うな(発見しろ)」ということなのだと思います。過去の経験や背景はあくまで調査の対象でしかなくて、それが正しいのか間違っているのか、どう捉えて次の仕掛けをどうしていくのかというものでしかないかと。(当たり前か・・・)

 

 

■クローズで成功したことをもっと評価して良いのでは?

正直に言えば僕にはmixiの嫌いな部分も多々あって、やっぱりtwitterやこういうブログに流れる部分もあるんですが、それでもmixiを使い続けるのはmixiにはmixiの良いところがあるからなわけです。

 

mixiにはボイス(ボイスっていう記載が消えてしまったけど・・・)があり、twitterもあるわけですが、まあ、基本的には似たようなものですよね。今ではtwitterとも連動しますし。でも、僕は連動させてません。mixiボイスとtwitterは僕の中で明確に違うものなので、連動するわけにはいかないのですね。僕はつぶやくときmixiボイスのほうが気を使います。かなり。twitterの方があんまり気を使わない。それは、正直フォロワさんが興味ないことを大量につぶやいても(限度はありますが)、相手もそれを流してくれるリテラシーがあり、Web系のニュースやつぶやきにしても興味の対象が似通っているはずなので、気軽だからです。(フォローもリムーブも相手の意志のみというのも大きいけど、だからこそmixiボイスとは違うわけで)

 

でも、これは逆に言うと凄いことでは?と思います。

情報に対するアンテナ、リテラシーが低い人でもmixiはたっくさんの人が使ってるわけですよ。インターネットというのは、結局メディアでありチャネルでありツールであり、多様な顔を持ちますが、でも所詮はその程度のもので、リアルのコミュニケーションに情報量で勝つことはないし、そうそう簡単に身元が割れることも無いです(たまーに「近所の居酒屋でご近所の悪口言ってる方が危ないのでは?」と思ったりします)。でも、発言小町なんかも近いものがありますが、mixiでは「インターネットだからそういうのは危険」とか「ネットだからこういう発言は~」とか、はたまたそれが行きすぎて「mixi疲れ」なんて人間とネットの主従が逆転するようなことが起きる(正直、僕からすればmixi疲れなんて、それどうかしてるよ?!って思うのですが)。それって、つまりネットに慣れていない人がたくさんいるわけで、mixiは紛れもなくインターネットサービスなのに、ネットに慣れてない人がたくさん参加してるってのは、これは物凄いことなわけですよ。

 

 

■mixiはリアルコミュニケーションの延長線上で、単純な「興味」で繋がってるわけじゃない

例えば、僕はtwitterやFacebookでは興味のある人しか基本的にはフォローしません。

ツイートそのものもだいたいWebとかサッカーなので、そういうことに興味ある人しか僕をフォローしないと思いますし。

 

でも、mixiは単純な一つの興味で繋がっている人はいません。

というか、基本的にリアルで付き合いのある友人ばかりです。

学校が同じだったとか、その流れで一緒に遊ぶようになった人とか、そういう人だらけです。単純に「Web業界の人だから」でマイミクになっている人は一人もいない。それはつまり、「単純な1側面だけで計れる関係の人達ではない」ということですよね。リアルで繋がっている深い付き合いの人って、基本的にそうだと思います。共通の趣味がある人もいれば、趣味は全く違うんだけど良く会う人とか、そもそもが同じ学校だったとかそういうレベルの出会いなのでそこから生まれる交友関係って複雑なものだと思います。そして、それは複雑に絡みあう関係性だからこそ相手の価値観も多様で、twitterのように気にせず発信できるわけではないことに繋がると思います。ある人にはとても有益な情報も、ある人には邪魔になったり。単純に、例えば僕のマイミクにはWeb屋さんは多く無いのでWeb系のニュースとか想いとかつぶやいても興味持たれないし、それをたくさんつぶやくとマイミクの画面が僕で埋まって嫌がられるし。でも、だからこそできる発信もあるわけですよね。

 

 

■僕の周りで起きているmixiの凄さ!(あえての!マーク!!!w)

例えば僕個人の話で言えば、転職のことやサッカーのこと、家族のことも頻繁に日記にしています(まあ、そこまで赤裸々に語る奴も珍しいのですが)。twitterで「転職を迷っている」なんて書けませんよね。誰が見てるかわかんないから。twitterやこのブログで書けるのは転職することが決定したときに「転職します」と書けるわけで。だから、自分の本音をそのまま発信することはできません。でも、mixiで限定公開をすればそれはできるんですよね。もちろん情報の漏洩には気を付けなければいけないのですけども、それは別にmixiに限った話じゃなく、居酒屋で愚痴をこぼしてる時だって同じなわけです。限定公開ですから。(コピペして伝搬しやすいとか、その辺の差はありますが)

 

例えば、僕はもう6年ぐらい?地元で仲間だけを集めて飲み会を月1でやってます。その仲間で旅行に行ったりBBQをしたり、年越しをしたり。平たく言うとサークルなのですが、サークルというほど広く募集しているわけでもなくて、元々は小中高の地元友達を基板に飲み会をしていて、そこから繋がって人が増えたという会です。だから、基本的には同じ学区の人が集まっていて、お互い小学校とか中学校とかで同窓生でなくとも、小学校で生き別れたw友人と同じ中学で繋がっていたりとそういうことが多い、半固定な仲間です(同窓生が20人近くこの歳で繋がっているのは奇跡に近くて、僕の宝物です)。

 

で、この会を立ち上げて1年ぐらいだったかな?

mixiでコミュニティを立ち上げ、またmixiを使ってなかった人に頻繁にmixiに誘ったのです。たぶん、mixiが有効に使われると思ったから。で、その読みはズバリ当たって、たとえば近所に住んでいて共通の知人もいる、でも新しくその会で出会った人は、基本的にはもう一度その会で出会うまではコミュニケーションが取れないわけです。でも、そこをmixiが強力に橋渡しをしてくれて、彼らが日常の出来事mixi日記やフォトにアップすればお互いがお互いを知る事ができる。飲み会で話した話も、日記で繋がってそこで関係が深まり、その深まった関係はまたリアルで飲み会を開くことでもっと深まる。つまり・・・

 

 リアル×ネット

 

のコミュニケーションの掛け算が発生したわけですね。

これ、すごいですよ。

幹事である僕が引きあわせた人になるわけですが、そこから僕を介さなくてもお互いが繋がってより強固な絆をつくってくれるわけです。ある人はそれでなぜか料理の師弟関係になったりw、ある人はそこで女子会のようなものを開いて仲良くなったり、ある人達はいまや僕とは関係の無いところでバドミントンのサークル活動をしているんです。いやーーーー、これ、本当にすごいですよ。もちろん、基本は毎月欠かさず懲りずに藤沢で会を開いている僕のアホみたいな努力があるわけですが、それにしたってなかなかそこまではいかない。僕だけの力のわけがなくて、そこにはmixiという”場”で他のメンバーが各々でコミュニケーションをとってくれたからです。

 

例えば、仲間の一人がワーホリでイギリスへ行くことになったわけです。

で、またとある別の仲間は転勤族で首都圏にはいないわけです。

でも、mixiで繋がっていて、オープンでは書けないような日常を晒しあっているわけです。

転勤族の彼が言うわけです。

 

「イギリス行くっていうけどさ、俺は神奈川にいないから会うのも年に一回か二回ぐらいでしょ。あとはmixiで会話するぐらいで。イギリス行くの1年じゃん。今も神奈川にいる人は違うんだろうけどさ、俺はもともと年に一回会うぐらいであとはmixiだから、別にイギリスにいようがどこにいようがあんまり関係ないんだよね(笑)」

 

あああああああ、そうか!なるほど!と当時驚いたのを覚えてます。

これ、凄いでしょ。日常を、本音を晒すクローズなmixiだから実現するんですよ。

例えば転勤族の彼は僕のこのブログを見ても近況はわからなくても、mixiを見れば飲み会の日時まで把握するわけですよ。

 

 

■少なくとも現時点ではFacebookよりmixiの方が日本人の気質に合ってると思う

これが実現するのって、Facebookでは無理だと思うんですよ。

オープンが基本だから。

mixiがこれを実現しているのはクローズだからであり、それは根本の話では本音と建前を見事に使い分けるw日本人の気質に合っていたからなんだと思うんです。人間なので全てが全て本音のわけがないのですが、それでもクローズで、公開範囲を限定しているものとそうでないものでは本音度はかなり違うと思います。

 

だから、自分のことを世界中にオープンに話したがらない、基本的に世論に流れやすい、周りに合わせやすい本音を隠したがる日本人は、Facebookはなかなか流行りづらいと思うし、twitterもそうだと思います。そもそも、そんなに情報に対するアンテナを高くしたいとか、自分の興味についていろんな人を情報を交わしたいなんていうコミュニケーションバカ(コラ!w)の方が少なくて、自分の知ってる人とコミュニケーションを取りたたがり、尚且つ気を使いあう良い人気質の人のほうがたくさんいますから。

 

そういう日本人気質に合った、クローズコミュニケーション大好きな人達に「オープンにしましょう」なんて言えば、それは当然反感を買うのも自然な話です。で、それを嘆くのももったいない話で、むしろそれに反感を持つ人をたくさん集められたことを誇りに思ってくれて良いのでは?と思います。スゴイんです。mixiはだから凄いんです。今まで全くゲームをやらなかった人にゲームをやるという生活を取り入れさせたDSとかWiiのように凄いのです。

 

 

■だからこそmixiにやってほしいこと!

あのー、Facebookにしてもtwitterにしても、オープン故にどちらかというと「新しい人と出会う」ことに重きが置かれているわけですよね。で、オープンな人は(僕も含め)それを求めているわけですから理にかなってるわけですよね。それが自由なフォロー・リムーブだったり、Facebookのような行動垂れ流し(ヲイ)になるわけで。自分の何気ない行動が情報となり誰かの興味に繋がり、そこからまた発展するという。

 

でも、mixiはそれを求められてはいないと思います。

頻繁に新しい情報や新しい人と出会いたいと思っている人は稀では?と思います。

それより、むしろ仲の良い人と繋がりたい、仲の良い人と楽しくコミュニケーションを取りたいという人のほうが多い気がします。

 

で、例えばなんですけども、こういう話をtwitterでしていて、フォローフォロワ関係?(っていうの?)の@towakkoさんがこんなことをつぶやいてくれたのです。

 

 

http://twitter.com/#!/towakko/status/10603421627322368

@toksato リア友が前提になってるなら、行動範囲も近いと仮定→ご飯記録がみんなで共有できるランチマップに!みたいな、面白そう。…でも私、ご飯写真がとても好きなので、ご飯写真TLを作るみたいな企画したことありますよ。笑 否定されてしまった!笑

 

なるほど!面白い!

たとえば、すでに食べログはあるわけです。

でも、あれはそれこそオープンプラットフォームじゃないですか。

それはAmazonのレビューもYahoo映画のレビューもそうなわけですが。

そうじゃなくて、例えば自分の登録エリアにマイミクのグルメ日記やレビューが連動するとか。

例えばそれはお店じゃなくてもいいのかもしれません。自分で作った料理とかでも?(ちょっと趣が変わってしまいますが)。ふらーっと「今日何食べようかなー」と思ったときに、もちろん食べログやホットペッパーでもいいのですが、「どこの誰かもわからない人のオススメ」よりもずっと、自分と凄く仲の良い人達のオススメの方が、興味が湧くし、尚且つレスもしやすいと思うんですよね。で、そのアクセスがあがれば、自分だってレビューをもっと書きたくなるんじゃないかな?と思うんです。クックパッドもあれば食べログもホットペッパーもぐるなびもあるわけですが、それらにmixiが勝つ、mixiだからできることって「クローズだから生まれる深い信頼のある情報」だと思うんですよね。

 

今だってグルメの話や自分で作った料理の話を日記やフォトにアップする人はたくさんいるのですが、それは結局日々の日記だったりフォトだったりで情報の連鎖性も一覧性も無い。もっというとマッピングなわけですが、マイミクだからこその深いコミュニケーションを促すための情報の整理の仕方では無いと思います。

 

これ、例えばTVに対するレビューやコメントでも面白いかなぁと思うんですよね。

カレンダーから進んでテレビ欄のマッピングがあって、そこにコメントやレビューをつける。当然、公開範囲を指定できるようにして。やっぱり、面白かったことは共有したいし、リアルタイムでその情報を交換したいのですが、やっぱりそれはtwitterのハッシュタグやmixiの番組コミュニティに頼っていて、マイミクが今何を観てるのかはわからないし、ハッシュタグはすぐに流れちゃう。番組コミュニティはその番組のファンである人達の中に入らないといけないというハードルがある。もっと気軽に、マイミクが何気なくつぶやいた番組に対するコメントを読めて、それを共有できたりしたら、面白いかなぁと。

 

 

■新しい人との出会いではなくて

まあ、これはブレストレベルのアイディアです。

実現できるのかどうかまでは僕は知りません(笑)

でも、あったら、僕はもっとmixiを使うと思います。

TVの話をマイミクとしたいし、マイミクが観てるテレビ知りたいしw

まとめるとですね、mixiに進んで欲しいコンセプトはSNSでよく言われる

「共通の価値観を持った新しい人と出会う」ではなくて・・・

 

「友達ともう一度出会う」

 

じゃないかと思います。

既に知っている仲の良い人なんだけど、その人の違う側面を知ってより深い絆になる。

既に繋がっている人ともっと繋がる、そんな素敵な施策を僕は望みます。

「mixiってる」とかいて「つながってる」と読ませたmixiですから。