笑顔を創りたいWeb屋の日常

某事業会社勤務のWebディレクター。つまり「なかのひと」やってます。Web業界からひょんなことで専門学校の先生に。そしてまたWeb現場に戻ったWebディレクターのブログ。情報デザインやWebの勉強をしています。

残業は恥ずかしいこと。

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我社は残業が少ないです。

0ではないけど、一時間すればかなりの人達が帰ってる。IT企業にしては珍しいですね。いや、そういう所を僕が探してたんですが。

Webとかシステム開発などの業界にいると、残業を自慢する人って結構いますよね。あれは良くないと思います。仕事ばかりしてたって良いものはつくれないよ。それに、それって費用対効果を見てないってことですから。

一日8時間で仕事をする以上、それの中におさめるべきです。残業代が出てるなら、それこそ無駄な人件費ですから。その残業代分、もう一人雇った方がいいし(作業効率が違いますから)、案件が多過ぎるなら減らすかスケジュールをきちんと取るべきです。

スケジュールがとれない、クライアントに強く出れないからと言って薄利多売でやるのも罪だと思います。それではその会社は誰も幸せになれない上に、適正価格を破壊して誰も業界に残れなくなる。薄利多売しかできないなら潰れてくれたほうがマシってもんです。

そう、だから、残業って一社員じゃどうしようもないんですよね。仕事がある以上仕方ない。経営者や管理職の人間がその意識を持たないと永遠に遅れた組織のままだと思います。

いまだに平気でサービス残業をさせたり、はたまたま残業の量で「よく働いている」と評価している会社や経営者がいることに驚きますが、それは本当に犯罪に近いと思います。残業してるから頑張ってる、休日出勤しているから頑張っているなんて甚だ感覚論過ぎる。時代遅れも程ほどに・・・ですね。

そうすると「成果で見ている」という人もいるんですが、その人が見ているのって「結果」だけなんですよね。売り上げがあがったとか、契約がとれたとか。それは単に外野から傍観してるだけで、仕事自体は何も見てない。だって、プロセスを見てないじゃないですか。

だから、同じなんですよね。残業時間で評価するのも結果しか見ないのも。仕事の中身を見ていない。何が起きているのかも共有せずに、一緒に仕事をする意味なんてあるんでしょうかね?だったらいない方が楽じゃないですか(笑)そういう人は大概、根性、やる気、人情で片付けますから。

僕が出会った上司や同僚の中で凄いなと思った人は、必ずプロセスを共有します。失敗したにせよ成功したにせよ、そこで何が起きていたのか、起きているのかを把握するため。そして一緒に問題解決に取り組む。最も特徴的なのは、業務を始める前にプロセスを共有すること。やり方を共有するからこそ、現在地がわかるし、現状調査のやり方やタイミングを管理できる。

考えてみると当たり前なんですよね。

成果を出せるように部下を管理するのが管理職の仕事ですよね。だったらやるべきことは、結果を見てあーだこーだ言ったり、精神論を説くことじゃないんですよね。きちんと状況を把握し、原因をつきとめ改善させるのが仕事のはず。そうしたら、プロセスの共有こそが仕事になるはずなんです。それを「自主性にまかせる」とか「結果を出せばなんでもいい」といって見ないのは体のいいサボリ以外の何ものでもないんじゃないでしょうか。

「なんでもかんでも共有するなんて、子供じゃあるまいし」みたいに言ってた他部署の上司がいたんですが、それこそ職務怠慢ですよね。クオリティをコントロールする気がないのと一緒ですから。クオリティを維持しようと思ったら、誰がやっても同じクオリティにしようとするのが仕事であり、そのためにはベースとなる哲学やワークフローの共有する必要がある。ほら、プロセスの共有です(笑)

だから、「成果主義」とは、「何を」「どれだけやったか」なんですよね。それが結果に繋がるかどうかは別の話。結果につながったかどうかを見極めるためにプロセスと進捗の共有が必要なんです。それを部下任せにするのは怠慢なんですよね。

残業することを奨励する、残業で評価するって単にリソースの管理ができてないだけじゃなくて、企業としての人事評価が無く、成果を生み出す仕組みが無いってことなんですよね。根は深いわけですね~。

今の会社にも若い会社ゆえの問題がたくさんあります。でも、それは企業が成り立っていく上で必要なフェーズなんだと思います。そして何より、前に進むための哲学や価値観こそ大事なことだと思います。

今の会社にはそれはあります。

残業は恥ずかしいことだと。

これ、企業の話ですが、ディレクションにも言えることなんですよね。コスト意識、リソース管理、プロジェクトマネジメント、ワークフロー。そして何よりディレクターとしての哲学。

クライアントも含めたプロジェクトメンバーを成功に導くためには、真っ当な仕事をし、メンバーに配慮する意識を、強固な意志として持つべきだと思います。

パーフェクトプランニングって、難しいです。

日々精進です。