笑顔を創りたいWebディレクターの日常

某事業会社勤務のWebディレクター。つまり「なかのひと」やってます。Web業界からひょんなことで専門学校の先生に。そしてまたWeb現場に戻ったWebディレクターのブログ。

企業ブログのあるべき姿。

【スポンサーリンク】

って、なんだろうなーと思っていて。

昨今、企業ブログって本当に増えてきたと思いますが、

どれもオーナーや経営者が日ごろの雑感を記したものか、新商品の案内か。

でも、それって企業ブログの本来やるべきことじゃないと思うんですよね~。

【アパレルショップブログの成功例4つCommentsAdd Star

http://d.hatena.ne.jp/girls_fashion/20081116/1226834654

 きっかけは消費者からの書き込み。「堀江さんがコンビニに行くときのスタイルを教えてください」「自腹で購入したものが見たい」。新作紹介から、私服を載せるブログに変えたところアクセス数が急増した。ファッションブログで1位となったこともある。

結局、一番肝心なのって「お客様の役に立つ情報を発信すること」じゃないかと思うんですよね。

お店の店員の日常とか、スタッフの雑感とか、お店ありきではなくて、そのブログ単体でお客様にとって有益な情報がある、というのが本来ブログでやるべきことでは?と思います。というのも、そもそも店員やオーナーの日常なんて多くの人が興味ないと思うんですよね。あるとしたらそれは、その人の人と成りまで気になる人=オーナーそのものに興味がある人、なので、つまりこれは個人的にお付き合いのある人、もしくはロイヤルユーザーのもっと上のユーザになってオーナーやスタッフと人間的関係まで発展している人。でも、Webサイトで先に取り組むべきは、「ブログで集客を狙う」というのなら、それはもっともっと自社のサービスから遠い人、認知してない人に向けて情報を発信するべきでは?と思います。

つまり、アパレルショップなら最新の商品情報にとどまらず、むしろもっと「アパレル店員だからこそ知っているファッション情報」「着こなしテクニック」とか、デザイン制作会社なら「デザイン制作会社を選ぶコツ」とか「簡単にそれなりに見えるデザインテクニック」とか、そういうものこそ情報として発信するべきかと思います。その業界のプロだからこそ発信できる、それ単体でお客様の利益になる情報。ブログ単体で問題解決になる、ということですが。それを見ることによって「ここのブログやっている人がつくるデザインなら信頼できるな」という信頼を獲得することが重要じゃないかと。お客様の信頼を得たいからといって「人と成りが見えるように日常をブログで発信する」っていうのは、安直過ぎやしないかな~?と思います。

ブログは情報発信のツールですが、別に公式Webサイトの延長線上にあるものではないと思うんですよね。ブログはブログでできることがある。新着情報を流すためにあると考えるのは、そこがはっきり区別できてないからじゃないかと思います。

ブログで頻繁に自社の情報発信ができる!

じゃなくて、

ブログでまた新たにお客様に自社のサービスを提供する場ができる!

というスタンスが大事じゃないかなぁと。