学生のプレゼンを観るというのは、結構辛いです。
難しいことを難しく話すことが好きな中間管理職の方のプレゼンを見るのも、辛いものです。
だから、自分が学生時代だった頃も含め(笑)、寝てしまう人がいるんでしょうね。
持論ですが、プレゼンは「説明」や「情報提供」ではなく「エンターテインメント」だと思っています。目の前にいるのは、聴講者じゃなくて「お客様」。音、間、映像(デジタル、アナログ含め)、内容、で「見せる」ではなく「魅せる」ことが重要だと、思います。
「難しいこと」を「難しいまま」話しているオジサマも、堂々とハキハキ流れを説明するだけになってしまっている学生も、「エンターテインメント」ではなく「説明・情報提供」になってしまっているから、観る側はきつくなる。もとい、「観る」が辛くて「見る」になってしまうんですね。
お客様は誰で、どんなことに興味を持っていて、どういうことを知りたい、成し得たいか。
「難しいことを難しいまま」というのは、お客様目線になっていない。
「堂々とハキハキ」というのは良いことだけど、それはインターフェースに置き換えれば「字が読みやすい、大きくてわかりやすい」というレベルの話。「聞きやすい」じゃなくてあくまで「聞き取りやすい」でしかない。
お客様が興味を持つネタで、お客様がわかる言葉で、お客様が求めるゴールを提示する。
お客様=ペルソナに置き換えれば、まんま情報デザインのお話ですね。
興味を持つ、というのはニーズだし、わかる言葉というのは比喩やたとえ話=メタファ。
ゴールはユーザゴール。
大事なことは、これらを駆使することで「これは面白そうだ」「これはタメになる」と思わせること、つまり「私はこのプレゼンの『ターゲット』なんだ」と意識させること。
プレゼン、勉強の日々でございます。