笑顔を創りたいWebディレクターの日常

某事業会社勤務のWebディレクター。つまり「なかのひと」やってます。Web業界からひょんなことで専門学校の先生に。そしてまたWeb現場に戻ったWebディレクターのブログ。

プライベートを根詰めてない奴が仕事を楽しむなんて無理だと思う。

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あけおめーことよろーちょりーっす!

 

ちょっとふざけてキャラ変えてみましたが1行が精いっぱいでした。

そんなわけで本年もよろしくお願いします。

今年もFC2さんの一ヶ月広告タイマーに怯えることで最低月一更新を守りたいと思います。

本当はもっと書きたいけど、予定は未定。

 

というわけで(謎)タイトルの件。

 



 

仕事が好き・・・?

僕はよく「仕事が好きなんでしょ?」とか「仕事が趣味になってる人」とか「変態」とか言われるんですが誰が変態だこのやろう。

 

どうも、これに違和感があるのですよー。

だってぼく仕事好きじゃないもん。

いや、なんだろうな、楽しさはありますよ。おそらくその辺の人(誰)よりはだいぶ仕事を楽しんでやっている節はあるとは思います。それは事実。でもね、そりゃまあ生きるために仕事をしなければならないという前提がある上での話であって、そりゃやらなくていいなら僕は仕事やらないですよ。毎日ダラダラしてTV見てネットみてゲームやってブログ書いてる方がいいです。僕は根っからの面倒くさがり屋なので、ほんとオフは完全に廃人です。マジでほんと廃人。オレマジハイジン。

 

でね、「仕事が好きなんでしょ」って言われて違和感を感じながらそれについて考えていて、あるところで気づいたわけです。「ああ、違うわ。仕事が好きなんじゃない。好きなことが仕事に活かされているだけだ」って。

ここが結構微妙なラインで、僕は

 

・好きなことが仕事になっている ×

・好きなことが仕事に活かされている 

 

なんです。似ているようで全然違う。

そりゃね、好きなことが仕事になってるのが(それはそれでいろいろとしがらみがありつつも)一番幸せというか、やる気の出ることだと思うんですよ。そりゃあーた、毎日ダラダラして好きなようにTV見るだけでお金がもらえて、しかも「君はダラダラTVを見る才能がある!天才だ!」とか言われようもんならもうそれこそ天職というものですよ。だがまあ、それは難しい。そういうのは本当に選ばれた人にしか持ちえない職業。例えばサッカー日本代表選手なんかは、こういう人なんでしょうね。旅人になったちょっと変わった人は除いて。

 

 

休日に仕事をしていると思われている件

で、このブログを読んでいる人の中にもいると思いますが、決して好きなことが仕事になっているわけではないが、日々の好きなこと、好きなものが仕事に活かされているって人は結構いるんだと思うんですよ。ほら、僕なんかこうやってアホみたいにアホじゃないけどまあアホみたいに(謎)ツラツラと自分の思考をブログとして垂れ流すわけですが、まあ、これは仕事じゃないわけです。楽しいからやってる。面倒だけどw で、そうやって思考を整理することが仕事にいっぱい役立つわけですね。情報収集することにもなるしね。まあそういう変態なんですよ僕は。変態じゃない、変態じゃないけど。

 

世の中には「ええっ?!休日なんて絶対ネットみないですよ!」って言う人もいるなかで、僕はもはやクラウドに生息しているのではないかという噂が出るほど(休日でもレスが早いと言われる)ずっとネット見てます。中毒でしょうか。優しく見守ってあげてください。

 

 

この辺が割と誤解を生むところで、まあ、本当に「ただの仕事」としてインターネット業界にいる人にとってはネットサーフィンも仕事のうちなんですよ。いやそりゃねFacebook使ったりとかその程度は仕事だとは思ってないでしょうけど、例えば新しいWebサービスに出会ったらとりあえず考える前にアカウント登録しとけ、みたいな。そういうのは、仕事と捉える人が多い。いや、実際、仕事なんでしょう。その人にとっては。

 

 

でも僕はそこはそうでもないんですよ。

頭の片隅に仕事のことがちらついてはいるけど、僕はそれが楽しくてやってるんですよ。「へー、こんなサービスあるんだー。登録してみよー」ってユーザー登録するとエラーが返されて「お前もう登録してんぞ」っていうのをとても柔らかく「このメールアドレスはすでに登録されています」と教えていただく一部の人だけわかるインターネットあるあるも、別に仕事としてやってるわけじゃないんですよ。ね。「あーあるあるw」って思ったそこのあなた、あなたも変態だと僕は思う。

 

変態かどうかはまあともかくとして、僕らみたいな人はどう考えても多数派ではないのですよ。普通はそんなことしない。楽しいとか使えそうなサービスか考えてから登録するし、そもそも新しいWebサービスなんて探してない。困ったらそんなツールないかなって探すのが普通。そういう人にとっては僕は「休日も仕事してる」という風にうつるらしく、まあ、こうやって整理してみればそれもわからんでもないわなーと。

 

でね、僕は仕事を楽しんでやってるところがあるんですが(前述)、例えばとくに好きなのは分析とか設計とかなわけです。アクセスログとか見るの大好き。時間を忘れて見てしまう。絶対的な正解なんかないんですけど、それは正解がないということではなく、「そのなかで最善の選択肢を選ぶ」という意味では正解はあるんですよね。正解がわからないだけで。それが楽しいんですよね。どうしたら成果が出るだろう、正解はどこにあるのだろうって考えるのが。それはもうね、いってみればミステリーみたいなもんです。謎解き。

 

 

家庭環境とかそんなものがあって

もともと「何が正しいのか」ということとか本質論が好きなんです。僕は。それはもう子供のころからで、スパルタだった父にほとんど軟禁状態といって差し支えなかったぐらい環境をつくられたときから、どうやって父親に勝つか、超がり勉だった父は腕っぷしではなく正論で戦う人だったので、僕も「どうしたら親父より正しいことを言って勝てるか、自由を手に入れられるか」ってのを小学1年生のころからずーっとやってきたのですね。そうしたら、いつの間にか親父は敵から友達になって、いろんなことを深く考えることが好きになってたのですね。

 

僕にとって今の仕事はその「好きなこと」が活かせる仕事なんです。でも決して仕事がしたいわけじゃない。アクセスログ見てるの楽しいけど、できれば仕事じゃなく見ていたいわけで。好き勝手に探求したいから。

 

で、まあ、そうすると、普通の人よりはそりゃ情報量が増えるし、考えることも深くなってくる。このブログを書いているのもあるけど、それも思考の結果なので、同じことかな。で、僕は、専門学校の教員もやりましたし、もう良いお歳なので部下とか後輩とかもわんさかできるわけで、教育を任されることもあるわけですが、やっぱりそういう何でもいいから仕事に楽しみを見つける人じゃないとのびないんですよね。で、じゃあ、どうしたらみんな仕事を突き詰めて考えるようになるのかなーとずっと考えていて、渡すタスクをどうつくって相手にアプローチするのかを考えてたんですよ。

 

でも、ああ、それ、根本から違うんだってこの前きづいたのです。

 

 

東進の林先生が教えてくれたこと

TV見てて。

あの東進の林先生が出てるこの番組見てて。

もう1ヶ月ぐらい前ですけど、石ノ森章太郎を取り上げていて、この話が抜群に面白かった。

石ノ森章太郎は収入の全てを遊びに使い、貯金はゼロという人だったそうで、その遊びというのは本だったり映画だったりに片っ端から使っていたと。で、それに対してサンドウィッチマン伊達が「でも遊びっていうよりかは、マンガのためにっていう感じがするんですけども」と言ったことに対して、林先生がこういってました。

 

「それはちょっと違うと思うんですよ。○○のためにやる遊びってむなしいと思いません?

~中略~

物事には目的と手段があります。たとえば高校や大学に入りたいから、受験勉強をする。これは、大学に入るという目的で、勉強は手段になります。

ところが、遊びはどうでしょう?遊ぶこと自体が目的ですよね」

※うる覚えなので一字一句あっているわけじゃないです。

 

 

このある種、手段が目的化する「遊び」のようなもののことを「自己目的的行為」というらしい。

何かに役に立つから遊ぶわけではなく、それ自体が楽しいから遊ぶと。

そして林先生は石ノ森章太郎はきっとマンガのためだと思って本や映画をたくさんみていたわけではなく、それ自体が楽しかったから、自己目的的行為としてやっていたのではないかと、それがたまたまマンガに活かされているのだろうと言ってました。

 

 

仕事が遊びに侵食することなんて僕にはない

ああそうか、僕はこれだ、僕の行動はこれだと思ったんですよね。

 

よく、「究極的には仕事とプライベートの境い目なんかない」なんて話を聞いていて、僕もそう思ってたんですけど、それもちょっと違うのかなぁと。確実に境い目はある。少なくとも僕は仕事が遊びに侵食してくるなんてことはない。遊びがたまたま仕事に活かされているだけで、仕事は仕事だし遊びは遊びです。決して両者がまじわることはない。

 

サッカーの日本代表選手みたいに、本当に好きなことがそのまま職業にできる人はいい。でも、そんなのはほんの一握りの人で、ほとんどはそうじゃないわけで、そうするとプライベートと仕事のバランスをとってどこかで折り合いをつけていかなければいけないわけですが、そのときに、やっぱり仕事として成功するには、楽しんだもん勝ちだと思うんですよ。だから、いかに仕事に楽しみを見つけるか、だと僕は思っていたんです。

 

でも、ああ、違うなと。そうじゃない。

 

 

仕事を楽しもうと思ったら仕事じゃないところをまず考える

仕事をするだけで、その仕事に楽しみを見つけるのなんか相当な離れ業で、仮にそれができたとしてもその根底にあるのはプライベートでの遊びなんですよね。仕事ではなく自発的にやったことのなかに楽しいことがあって、それが仕事をしているときに「ああ、これ楽しいやつやん」的な感じで見つかるのが多いパターンかと。

僕は考え込むのが好きだと前述ですが、一方で情報を貪るのも好きなのですよ。だから人の話を聞くのも好きです。その典型なのかわかんないけど、僕の部屋にはTVが二台あります。TV大好きなんですがwそれよりなにより新しい情報を脳内に仕入れる行為そのものが楽しいんです。

一台でウイニングイレブンやりながらその横でバラエティ番組を流して結構ちゃんと観ている、というのが僕の廃人的に日常です。ひどい時はその横にノートPCも置いてSNS見てたり。まじほんと僕病気なのかな・・・?優しく見守ってあげてください(2回目)。

で、これがWeb業界で仕事をするのにも活きてると思ったりするわけです。日進月歩の世界で進むこの世界の新しい情報を取り入れることにストレスが無いわけですね。むしろ楽しい、と。業務中に遊んでんじゃねぇぞと

 

人間誰だってやらされる、もしくは強制された体験から楽しいことなんてそうそう見出せない。無理やりサッカーやらされたって嫌いな人はもっと嫌いになる。自分からやろうと思ったことの方に楽しさがある。

 

そうすると、つまり、仕事を楽しもう、意欲的に取り組んで貪欲にスキルアップをしようと思ったら、これは仕事だけじゃほとんど無理で、プライベートの方で根詰めるほど好きなことがないと無理だと思うんですよね。その、寝食を忘れるほどに好きなこと、好きな嗜好があるからこそ、それが仕事でも活かされるわけで、それがなきゃ所詮、お金もらってる以上半ば強制的にやらなきゃいけない仕事で楽しむなんて無理だと思うわけです。

 

だから、これこの時点でもう結構勝負はついていて、プライベートの方でそういうものが無い人が、仕事で絶大な力を発揮するなんて事実上不可能だと僕は思うんですよね。そりゃ、楽しさが見出せないんだから。で、だからそういう人はダメだってことが言いたいわけではなく、まあ、どっちかっつうと僕みたいな人も少数派であり変態なんですよ誰が変態だこのやろう。みんながみんなそんな変態チックな人になる必要はないわけでそれこそ「仕事と折り合いをつけて人生を歩むこと」だと思うわけです。

 

で、それでも、仕事でモリモリ成果を出したいと思うならば、やっぱり楽しさを見出さないと無理なわけで、それであればまず、何よりも、仕事じゃなくてプライベートの方、いま一度、自分は何が好きなのか、何が楽しいのかを見つめなおし考え、プライベートでも熱中できるようなものをつくることを考えるべきなんだろうと思うわけです。

 

さあ、みなさんも変態の道へ進みましょう誰が変態だこのやろう!

 

というわけで今日はこの辺で。