笑顔を創りたいWebディレクターの日常

某事業会社勤務のWebディレクター。つまり「なかのひと」やってます。Web業界からひょんなことで専門学校の先生に。そしてまたWeb現場に戻ったWebディレクターのブログ。

一人で生きてきたわけじゃないからね。

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広告が出まくっていて、見方によればステマにもなりかけていたので(謎)、広告消しのためにサラッとなんか書きます。まあいつもそうですけど(爆)本当はべつのことを書こうと思ってFC2さんのイジワルでサラッと消えて、じゃあ違うこと書くかと思ったけどそっちはうまくまとまらなくて、じゃあもういいやっていう(謎)

 

そんなわけでうぇぶぎょうかいのむめいディレクターのおじかんです。



僕はこの業界に入ってええとー、ええとー、9年目かな?たぶん9年目。

長いか短いかで言うと長くもなく短くもなくっていうところでしょうか。

いや、長い部類に入るのかな。まあ、それはどうでもいいです。他人が見て長いと思えば長いんでしょうし短いと思えば短いんでしょうし、パフォーマンスとは関係ないし。

 

で、ここ最近は割りと僕より経験年数が短い人とか、もっとわかりやすく年齢も社会人経験も僕より短い人がまわりに増えて来ました。ビバおっさん。ビバおっさんディレクター。そうすると、何がしかを教えたり伝えたりすることが増えてきます。まあ、いま32歳なんですけど、年齢的にも自然な流れかと思うでござる(謎)。

 

すると、なんでかわからないですけど、他の同世代の人より僕は「教育すること」に対するこだわりが強いようです。もちろんそこには一度、専門学校というれっきとした教育機関に身を置いていたということもあるのですが、ただ、その経験は背中を押す、もしくは促進する材料にはなれども、モチベーションになるかというとちょっと違うもので、むしろそれ以前からあったなぁと思ったりします(教育へのこだわりが)。その辺が、例えば「OJTってのは「俺は千尋の谷から現場へ突き落とす(キリッ」じゃない。」ってエントリに繋がるわけですけども。

※ちなみに上記エントリのおかげで「ちゃんと教育システムができてないとこはクズ!」と言ってる人だと思われてるんですけど、ぜんぜんそんなことは思ってないです。

 

はじめは、この業界を好きになって欲しいからだと思ってました。なんとなく。よく考えもせずw。でも、そうじゃないですね。そもそも僕の行動に「好きになってもらう」みたいなものが無いです。人間、そんな簡単に変わらんので(そういうアプローチは大事だと思いますけどね)。そもそも、べつに僕Web受託業界そんなに好きじゃないしwww そして、その人が幸せなら他の業界だって良いと思うし、お世辞にもそもそも好きじゃなきゃやってられない業界だし。労働環境的な部分で「やってられるかボケェ!」って言われたら「そうだよね(^.^;」って言っちゃうよねぇw

 

 

後輩が何かを誤ったり、その前に質問に来たりすると、安易に答えを言いたくない自分がいるんですよね。答えを言っちゃうとその場は解決するんだけど、その後、似たようなことが起きても本人が解決できなくなるから。人は、自分が考えたことしか思考の血肉にはならないと思います。教科書や参考書を与えたところで字面だけ追っても何の意味もない。やたら本を読んでしたり顔でその一節を語るオッサンとかいっぱいいますが、本質をわかってないとあれほど無駄な存在もないですね。かわいそうなぐらい。本でも情報でも、ちゃんと受け取ってから自分で考えて、そのなかでも貴重だと思うものは自分でやってみないと身につかない(全部はやってられないw)。

 

このへんの話は、専門学校の教員時代にイヤというほど体験させられました。

でも、それはノウハウの話であって、答えを伝えるのを踏みとどまる自分はそことは関係ないんですよ。知ってるからそうなるけど、そのノウハウがなくても「答えを言いたくない」というその想いはいずれにせよ持っていたかなと。

 

「僕がいまここで答えを言うのは簡単だけど、それを聞いたこの人はこの後どうなる?」

 

 

って考えると、そこで多少時間がかかっても、ぶっちゃければ、そのぶん自分の仕事が遅れて残業になったとしても、ものの10分か20分、その時間は取りたくなってしまうのですね(まあ、人数にもよりますけど)。なんでそう思うのか、踏みとどまるのかなと思ったんですけど、たぶん、僕自身がそういう教育を受けてきたからなんですよね。僕と全く同じ対応ではないんですが、そのとき時々に出会った先輩や上司から、いろんな指導を受けてきて、とくに僕は「ちゃんと、常に考えぬくこと」というのを怒鳴られながら、シバかれながらw教えてもらってきたと思います。

 

僕には僕の個性があるし、考えもあるので、これまでの上司や先輩のコピーになろうなんて思わないですし、「そういうやり方は違うんじゃないかな」と思うことも多々有りました。でも、とにかく僕がいろいろな方々に教えてもらって今があるというのは紛れもない事実で、ともすればまったく教育をしようとしない組織にいる人達を見たりすると(今の組織はそうではないです)、「ああ、僕は良い教育を受けてきたんだなぁ」としみじみ思います。いや、心の底から思いますね。

 

おかげさまでお仕事にはあぶれてないですし、対応力などを褒めていただくこともあるんですが、そういう言葉をいただくたびに「でも、これ○○さんの教えを実践しただけしなぁ」なんて思います。ぜんぜん、自分だけが褒められているとは思えなくて、できない僕にたくさん怒ってくれた先人たちに感謝するばかりです。もちろん教えてもらったことだけじゃなくて、行動を見たり仕事ぶりを観察して自分に当てはめたものもいくつもありますが、それとてやっぱり優秀な人が周りに居たからですし。

 

するとですね、

 「僕も同じように後進の人に教えないといけない」

 「僕のなかで留めておいちゃいけない」

って思うんですよね。

 

子が親になって、その子供がまた大人になって、だから社会にいるお年寄りがいたからこそ今がある、みたいな話と同じ感覚なのかなと思います。

 

僕は僕一人でWebディレクターとして成長してきたわけではないので、だから僕も後輩に教えていかないといけないし、教えるものがなくならないように僕自身ももっと成長して行かないといけないのかなと思っています。

 

 

わー、超真面目な話。

いつにも増して真面目な話。

 

まあ、いいか(謎)