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笑顔を創りたいWeb屋の日常

某事業会社勤務のWebディレクター。つまり「なかのひと」やってます。Web業界からひょんなことで専門学校の先生に。そしてまたWeb現場に戻ったWebディレクターのブログ。情報デザインやWebの勉強をしています。

地場の不動産屋のサイトつくった人、わかってないでしょ。

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と、突然とばしたタイトルですがw

 

http://twitter.com/#!/toksato/status/30427112330502145

いま必要なのって不動産情報じゃなくて不動産”屋”情報サイトじゃないかなぁ。不動産情報あさっても結局どこかの不動産屋に世話になるわけだし、契約後は管理会社としても機能するわけで。で、あの業界は既得権益なのか大手ほど対応がひどい。だから不動産屋レビューサイトがあればなぁと。

 

前にこんなことをつぶやいたわけです。

自分が引っ越すときにも思うし、人の話を聞いてても思います。

また、僕は友人にその地元で不動産業を営んでいる人がいて、彼のサービスに対する姿勢などを聞いていて思うんですね。

 

「みんな、変なところに頼まないでこの人の所に頼めば安心なのになぁ」

 

なんて思うんですね。

しっかり丁寧にサービスしてくれるから。

この業界はなんか古い体質で殿様商売なのか、ものすごく対応が悪いことがある。しかも大手でもそれが当たり前で、人としてどうなの?っていう対応をされたり。だから、友人の彼みたいなところがもっといろんな人とお仕事できるのが皆ハッピー。でも、出会えない。僕は彼と学生時代から友人なので知っているだけですからね。だから、物件のポータルサイトは数多ありますが、どうせどこの物件を見つけたって最終的にはそこを管理している不動産屋に行かなければいけないわけで、賃貸なんかの場合、契約した後のほうが大事だったりするんですよね。でも、引っ越すわけだから大概その近辺に住んでいるわけではないので、その地域の情報とか知らない。よい不動産屋も知らないし、クチコミがまわってくることも難しい。仕方なく大手に行くか、物件目当てに不動産屋に行くか。だから、物件じゃなくて、良い不動産屋と出会えるサイトが必要だと思うのですね。その地域のNO.1!とかわかると素敵ですねぇ。



で、それはそれとして素敵なポータルサイト企画っていうことで。

誰かつくってください(ヲイ)

 

そんな素敵な話じゃなくて、もっと現実的な話。

地場の不動産屋サイトってほんとダメ過ぎじゃない?って思うんです。

仕事柄、いろいろな職業の方とお会いするわけで、地場の不動産屋さんと会うこともあります。で、だいたいどこも同じこと言うんですよね。

 

「TOPの直帰率が8割とか9割なんですよね・・・」

 

すげー。

それはひどい。

で、それは実はそれを聞けば理由はだいたいわかるし、逆に話を聞く前にサイトをみればすぐわかったりもします。ああ、きっとこのサイト、TOPの直帰率高いだろうなーって。そして、そういうサイトばっかり。なんで?って不思議に思ってしまう。もちろん予算や期間の関係で最高なサイトにならないことはありますし、仕方ないです。しかし、こと地場の不動産屋のサイトに関してはどうにもそういう理由だとは思えなくて、受託した制作会社がわかってないか、不動産屋側のオーナーがわかってないんじゃん?と思います。ほんとに。予算や期間の問題じゃない。どこを見ているかの問題。

 

結論書きますね。

 

 

 

 

 

 

 

なんで自社管理のオススメ物件で画面が埋まってんの?

なんで物件検索のUIばかりが出てくんの?

 

 

大手の不動産屋ならいいでしょうね。

物件いっぱい持ってるから。

名前も知られていて「この不動産会社の物件がいい」と思ってサイトに来る人もいるかもしれないし。

でも、地場の不動産屋なんて本当にそこを利用したい人は名前すら知らないでしょ。

物件検索するなら大手ポータルサイトで検索すると思うんですけども。

だって、そっちの方がいっぱい物件あるもん。

物件に興味があるなら、物件見つけてからその管理会社のことを調べる方がいい。

 

 

 ・地場の不動産屋なんて、地元の人でも詳しくは知らない

 ・本当に使いたい、引っ越してくる人なんてもっと知らない

 ・じゃあその人、今はどこにいて、どうやってサイトに来るの?

 ・多くは、不動産物件ポータルから来るんじゃないの?

 

 

実際、流入元聞くとほっとんどが物件ポータルからなんですよ。

ああ、だからぐるなびとかと同じですね。

少なくともネットで調べている人の多くは、住みたい物件を探して来ることが多い。

その人、物件はもう決めてるんですよね。当たり前ですけど。

 

物件ポータルサイトで物件を探す

 ↓

気に入った物件を見つける

 ↓

その物件の管理会社を調べる

 ↓

管理会社のサイトに訪れる

 ↓

逃げる(・А・)サヨナラ

 

そら、みんな去っていくだろうと思うんですよ。

だって、物件はもう決めてるんですよ。問い合わせようと思えばたぶんポータルサイトからでも問い合わせられるはずなんですよ。連絡先載ってるはずだし。でも、すぐに問い合わせないで不動産屋のサイトを見に来るんですよね。

 

「ここの管理会社、大丈夫かな?」って調べに来てると思うんですよ。

 

その人に「うちのオススメ物件はこれです!」って言ってもさ

 

「いや、物件はもう決めているので・・・」じゃないですか。

「安心して頼めるかな?」じゃないですか。

一番見せなければいけないのは、その不動産屋がどれだけ丁寧な対応をしてくれるのか、どんな担当者が、どんなときに、どんな困ったことをちゃんと聞いてくれるのか、じゃないですか。そんなときこそ、どストレートに「顔の見えるサービス」じゃないですか。地場の小さな不動産屋に物件の数を期待するでしょうか?しないと思うんですよね。

 

たとえばネットに掲載している物件て皆が見てるわけだから、店舗に訪れたらもう売れちゃってることもあるわけじゃないですか。でも、たとえば地場の不動産屋なら地域に強いから、住環境や家賃にあわせて似たタイプの物件を的確に提案してくれるかもしれません。そういうこと、ちゃんとサイトで伝えるべきだと思うんです。

 

これ、発注側にも問題はあると思いますが、まず受託しているWeb屋がわかってないと思うんですよね。いったい、僕ら受託Web制作の人間はなんのためにWebサイトつくってんのか。誰のためにWebサイトつくってんのか。ユーザビリティも結構、高度な検索システムも素敵です。すぐに物件を登録できるCMSも良い。でもそれ、全部ツールでしょ?方法論でしょ?それらを駆使して、提供すべきなのはビジネスに貢献することでは?クライアントである不動産屋さんのビジネスに貢献するためにWebサイトをつくっているのでは?

 

 Webサイト・・・ユーザのためのもの

 Webサイトをつくること・・・クライアントのビジネスのため

 

だと僕は思っています。

相手のビジネスモデル(この場合特にスケール)をきちんと理解して創るべきだと思います。で、もし相手のビジネスモデルを理解しているなら、物件情報をガツガツ登録できるCMSとか、DBと連動した検索システムとか、そんなもん高価でオーバースペックだと思うんですよ。そりゃ、あるにはこしたことないですけど、その不動産屋のメインターゲットが求めているものはそれではないはず。

 

地場の不動産屋さんのメインターゲット(ネット利用者のね)は誰なんですか?

その人、どこにいるんですか?

どこにいて、どうやって不動産屋を探してくるんですか?

それをきちんと考えてWebサイト創らないと、成果なんかでない。

どんなに不動産屋ががんばったって、Webサイトがてんで明後日向いてたら水の泡。

 

僕はこの会社にきて、中小企業を相手にWebサイトをきちんと作ることの難しさを毎日感じています。

ああいうサイトが必要、こういうコンテンツが必要って思っても、まずそこまでたどり着かない。

「かっこいいデザインで!」「どばーっとFlashで!」って人多いです。

もしくはネットに夢を抱きすぎて、デザインさえ良ければ売れると思っているオーナーも。

そこ相手にすると、もはやユーザ体験のフローを共有するなんて相当な離れ業です。

もう、Webサイトとはっていうのを伝えるのでいっぱいっぱい。

でも、それでも僕はひとつだけ心に誓っていることがあります。

 

 

1ページだけでも、そのぶん赤字になってでも自分の思うコンテンツを入れる!

 

 

割と最近の話ですけどね。

それを意識しだしたのは。

全部は無理かもしれない。クライアントが納得しなければできないし。理解が届かないかもしれない。だから、本当にユーザのためになるサイトはできないかもしれない。でも、だからといってそのまま受け入れていたら僕がお手伝いする意味がない。なんとしても、1ページだけでもつっこめるよう戦います。

 

でも、不動産屋のサイトってなんだか高度なシステムやCMSつっこんでるじゃないですか。

物件を全面に出しているサイトほど。更新しなければいけないですからね。

その予算があるなら、もっと現場にいる人を取材して長所を引き出す努力をしろよって思うんですよ。

 

たぶん、事業規模からいって、東京に集まる大手Web制作会社には依頼してないはずなんですよ。

すると、末端の製作会社ですよね。

僕もそうですが、価格競争ですよね。相手も安いところ安いところ探してるし。

で、儲からない儲からないといい、労働環境が変わらないと現場は言う。

そんなことしてたら当たり前ジャンって思うんですよ。

だって、相手のビジネスに貢献してないんだから。

 

言われたものをPhotoshopとDreamweaver使って創るだけなら多くの人ができますよ。

大事なのは、「あそこに依頼したら儲かる」でしょ?

Webサイトだってビジネスなんだから。

そう思ってもらうには、なるべく成果が出るように創らなければいけないわけで、僕ら受託制作が提供しなければいけないのは、相手のビジネスに適合するWebサイトを提供することでしょう。それができなきゃただのハリボテですよね。そうしたら、価格なんてどんどん下がるのも当たり前ですよね。

 

いったいなんのために、誰の商売のためにWebサイトを作るのか。

少なくとも、膨大な調査やマーケティングをしなくても、その意識ぐらい持っていれば現状のようなサイトにはなるはずがないと思うんです。もっとさ、この不動産屋さんの長所ってなんだろう?どうしたらポータルサイトから来た人に魅力を感じてもらえるだろう?ってことを考えたら、物件登録システムじゃないでしょうと。

 

クリックしたら動けばいい、ハリボテつくってるつもりのかな。

それならいいけど。