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笑顔を創りたいWeb屋の日常

某事業会社勤務のWebディレクター。つまり「なかのひと」やってます。Web業界からひょんなことで専門学校の先生に。そしてまたWeb現場に戻ったWebディレクターのブログ。情報デザインやWebの勉強をしています。

鶴の一声その2。

情報デザイン

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女性の笑顔をアマナからピックアップして提出しました。

で、今日は直々にご指導が入りました(笑)

いや、凄く気のいい八百屋のオッチャンみたいな人なので、辛いとか怖いとか言うのはないんですが、やはりどうしても違和感があって。

盛んに笑顔笑顔といい、それが経営方針だという。キャッチコピーにも笑顔というテキストをいれろと。いや、経営者としてそのポリシーを持つのは素晴らしいと思うし、そんな会社で働けることは凄く幸せです。なかなかいないですよね、そんな素敵な経営者。昨今、間違った合理主義やただの数字しか見れない経営者、管理職って多いですから。

経営方針やサービスとしての理想論、大事にしていることを表現するのは悪くないと思うのですが、それをトップビジュアルにするというのが、やはり良くないと思う。単純な話なのですが、その女性の笑顔をユーザが求めているのなら、それはぜひ載せるべき。しかし、求めていないのなら、絶対に載せるべきではないです。

親会社は、一般消費者に直結するサービスをしているので「笑顔」でも良いとは思います。しかし、我が社はIT開発企業なのです。たとえば、学校のサイトなら、学生が笑顔ではじけているビジュアルは良いかもしれない。なぜなら、ユーザとなる学生は、そこに自分を重ねられるから。もとい、「笑顔ですごすことができる学校」「笑顔になれる学校」を求め、探しているから。当然、進学や就職先の提示というサービスの最大目的を提示することも重要ですが。

IT開発をサービスにしている我が社のお客様はそんなもの求めているのかしら?という話なんです。

我々クリエイターやエンジニアのお客様というのは大概は法人です。担当者という一個人だったとしても、自らの目標は快楽、満足のためだけに行動を起こすわけじゃない。いや、そりゃどんな人だって最終的には笑顔になりたいでしょうし、担当者がハッピーになればそれはプロジェクトとして成功なわけで、我が社としても成功となる。がしかし、企業の広報やシステムの担当者が「笑顔を大事にしている開発会社」を探しているのか?ということが一番大事なはずなんです。

トップビジュアルとかメインビジュアルで安直に「ブランドを提示します」とか「デザインの肝です」なんていうのは大嫌いなのですが、それはWebの提案がトップページデザインに偏っているからであって、別にメインビジュアルというものが嫌いなわけではありません。それも手法の一つであるし、スタンダードな手法なのは事実です。しかし、プランニング、ロジックの根拠として「企業が伝えたいこと」「オーナーの理念」をそのまま伝えるためにある場所じゃないはずなんです。

トップページに訪れたユーザが一番初めに目にするもの。

それは、ユーザの問題を解決するということを、短い言葉で伝えるものでなければならないんです。

なぜなら、ユーザがそれを求めているから。

ITコンサルや開発企業の門を叩くクライアント担当者は、たぶん直で問題を解決してくれることを望んでいると思うんです。笑顔を大切にするとか、常に笑顔を忘れないという理念より前に、自分が抱えてる問題、どうしたらうまくいくんだろう、どうしたら良いシステムを構築できるのだろう、どうしたらモノが売れるのだろう、どうしたらWebでの売り上げがあがるだろう・・・。そういう問題、悩みを抱えているお客様に対して、こちらが伝えなければならないことは「あなたの問題、ウチで解決できます!」ということでしょう?そうしたら、自ずとサービスの特長や、どんな問題を解決するソリューションを提供しているのか。そういうことを一目で、もしくはダイナミックなコンテンツで伝えなきゃいけないはずなんです。

企業理念や10年後のビジョン、そんなものユーザは求めてないんです。

自分にどんなサービスをしてくれるのか、自分をどうやってハッピーにしてくれるのか。

そのサービスの内容と、そして信頼を僕らは計られているんです。

企業理念や経営ビジョンは、サービスという形でこそ伝えるべきです。

企業理念や経営ビジョンをサイトに載せるべきではないということではないですよ。

それは、それを求めているであろうユーザ向けに、その人が見れるようにコンテンツを用意すれば良い事です。

トップの、一番大きなスペースをとって、自分たちが伝えたいことを伝えようとするというのが良くないということです。

ブランドは、ユーザにわかる言葉で伝える。

ブランドは、ユーザがわかる体験で伝える。