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笑顔を創りたいWeb屋の日常

某事業会社勤務のWebディレクター。つまり「なかのひと」やってます。Web業界からひょんなことで専門学校の先生に。そしてまたWeb現場に戻ったWebディレクターのブログ。情報デザインやWebの勉強をしています。

Yahooのトップがリニューアル。

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一月前?ぐらいからベータ版として試用はされていましたが、とうとう有無を言わさぬ本公開になりましたね。

評判はまちまちというか、思ったとおりというか。

僕のようなWEBを仕事にしていた(一応今もWEBを仕事にしているのか?)ような人間と、そうでない一般のユーザではまた評価が違って面白いのですが。

■ブラウザの振り分け

まず、これは本当に大問題だと思うのですが、どうやらブラウザのUAによって振り分けをしているらしい。で、古いバージョンのブラウザや、ユーザ側でUAを設定している場合、物凄く簡単に言うと「その他」という分類にされ、リニューアルデザインの恩恵が全く受けられないデザインが表示されるとのこと(視覚では未確認なので・・・)。思い切ったなぁ。

■サイズ

横幅1028で制作していますね。

これも思い切ったなという感じです。

1028でつくるということは、ユーザのPCの解像度を1280と想定しているということですよね。1280の画面で左側にお気に入りを表示すると、ちょうどいい画面サイズになるというか。しかし、まだまだ解像度1028のノートPCを使っているユーザって結構いると思うのですが、大丈夫なのでしょうか。実際、僕の実家は1028だし。mixiも1028でサイトをつくっていますが2カラムに変更することもできるので、低い解像度のPCにも一応対応はしています。

■つまるところ・・・

Yahooは「最も多いユーザを中心に設計し、他を切り捨て」にきましたね。

だから、思い切ったデザイン、なのですが。

日本でも圧倒的トップのPVを誇るポータルサイトが、最大数(特にこれはネットのライトユーザでしょうね)に焦点を宛て、マイノリティを切り捨てるというのは、いかがなもんか。ちょっと僕にも答えが出ません。

■単純なUI(ユーザ・インターフェース)として

解像度も、ブラウザも完備された状態での判断を下すならば、少なくとも僕は旧デザインより圧倒的に使いやすいです。CNETのアイトラッキング調査でもわかるとおり、単純な「ユーザの導線」という意味ではちゃんと研究してつくられていると思います。

旧デザインに比べ、情報がキッチリとわけられているし、Yahooのユーザが好むものをしっかりと全面に出している。ま、ぶっちゃければニュースなんですが。でも、これまでのカテゴリや日々の情報ツールとして使っていたものも、しっかり左側に整理されている。

特にこの「テレビ」とか「路線」とか、ユーザが頻繁に、しかもダイレクトにその情報を探している場合、位置を定め、整列させるというのは情報デザインでいう「学習」させることにおいて大変重要だと思います。旧デザインは、縦横に表のように並んでいて、あれは本当に探しづらかった・・・。縦を探しながら、横も探す。残念ながら、人間の視覚はそのようにできていないと思います。

結局、左側が「目的のはっきりしているユーザ向け」

中央は「ふらっと来たユーザ向け」

右側は「個人ツールを使いに来たユーザ向け」

なんですよね。だからわかりやすい。

でもまあ、これって、結局他のポータルサイトと似たものになったっていうことなんですけどね(笑)それぐらい、旧態依然としていて使いづらかったということなんですが。ユーザビリティーだけ考えたら、僕は全然MSNの方が使いやすかったですから。

■違和感

そりゃ、違和感はありますよ。

WEBのライトユーザはこぞって「使いづらい」といいます。

そんなの当たり前ですよ。だって、デザインが変わっているんだから(笑)

安直に「前の方が良かった」という人は、そらただの感覚論。

「○○が○○でわかりやすかったから旧デザインの方がいい」と理路整然といえれば感覚論ではないと思いますが。いろんなブログを回ってみましたが「違和感ありまくり」「使いづらい」しか書いてないですからね。リニューアルするにしても、ある程度の操作性の統一は「人間の互換性」という意味で必要なのだけれど、そういうことも無視して言ってちゃ始まらない。

新しい携帯買ったら、同じメーカでもそれなりに使いづらいでしょ?(笑)

ある程度慣れが必要だし、Yahooはこれまで何年もリニューアルしてこなかったのだから、その分違和感が出るのは当たり前。大事なのは、慣れるまでの時間と、慣れた後の満足度でしょう。

そう考えると、僕はmixiのリニューアルはあまり歓迎できませんでしたが、今回のYahooのリニューアルはmixiに比べればだいぶ受け入れられますね。

■考えなければならないのはここから

正直、Yahooのリニューアルがよいか悪いかではないのですね。本当は。

それより、日本のPVトップを誇るサイトがリニューアルした、という事実の方を問題視するべきなのです。どうせ、リンク切れとか劣悪なサービスで無い限りは、ユーザはこのまま使い続けるでしょう。すると、どうせ慣れるんですよ。ということは、ユーザの暗黙知としてYahooの操作性が刷り込まれる。これを無視してWEBデザインをしてはいけないのです。Yahooと同じように使えるほうが、多くのユーザは使いやすいのだから。

大事なことは、Yahooの良し悪しではない。

Yahooから来るユーザが決める良し悪しを知ることなのです。