笑顔を創りたいWebディレクターの日常

某事業会社勤務のWebディレクター。つまり「なかのひと」やってます。Web業界からひょんなことで専門学校の先生に。そしてまたWeb現場に戻ったWebディレクターのブログ。

「フィードバック」。

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語源としては、システムが「入力」されたことに対して「出力」を返すこと。

広義な意味では、目上の者が目下のものに対して、行いに対して「修正点や反省点を報告すること」という意味では使われる。

つまり、「何がしかの行動(入力)」に対して「反応する」こと、ですね。

情報デザインでは、このフィードバックがとても重要といわれているようですが、確かに。

ユーザがそのモノを使うときに、ユーザの行動に対して、適切なフィードバックを与えることが出来れば、ユーザはストレス無く次のステップへ進むことができます。

ということは、それを使うユーザがどんな価値観、どんな判断基準でそのものを使うのかを知る必要があります。「適切なフィードバック」を実現しなければならないのですから。だからこそ、ユーザを詳細に描くペルソナが活躍するのですね。

僕がWEB業界の現場にいたときに、耳が痛くなるどころか炎症を起こすのではないかというぐらいに言われたことが「ユーザ体験をしろ!」でした。良いものを創るためには、ユーザがどういう気持ちになり、どういうことを求めているのかを知らなければ、良いものは創れない。だったら、自分自身がユーザとなってその蓄積をしろ!ということですね。

これは、WEBサイト、WEBサービスに限ったことではなくて、リアルのプロダクト、はたまた人対人にもかかわってきます。そこで、適切なフィードバックがされているかどうか。=良いサービスを実現できているかどうか、です。タクシーの運転手なんかに、偉く愛想の悪い人がいますが、あれも自分が提供する「サービス」ができていない、質の良いフィードバックが出来ていない結果だと思います。

相手は今何を考え、何を求め、何を行おうとしているのか。

ペルソナを創るにあたっても、これをどれだけ知っているかが、より質の高いペルソナを創れる鍵になるのでは?と僕は思っています。ということは、架空の人物をつくりあげるペルソナですが、そのためには実在の人物を良く知る、その蓄積を増やすことも重要ではないでしょうか。

質の高いフィードバックとは何か。

質の高いフィードバックをしているサービスはどこか。

質の高いフィードバックを提供している人は、何を考えているか。

毎日がフィードバックの研究ですね。